~2月18日(金)不登校を乗り越えるための親御さん向け勉強会開催~
終業式が終わりましたね。
ひとつの学年が終わり、また新たな学年が始まるということは、お子さんにとって
とても大きな出来事だと思います。
中には「今は学校に行けていないけれど、新しい学年になったら行ってみようかな…」と葛藤されているお子さんもいるのではないでしょうか。
学校の先生とお子さんは、どんな関係?
学校の先生とお子さんの関係が良いか悪いかは、お子さんの友達関係と同じくらい、
親御さんにとって気になるものだと思います。
面白くて人気の先生、ちょっとこわい先生、優しい先生、頼りない先生…
お子さんは色々な先生に出会われてきたことでしょう。
どんな先生だとしても、その先生がお子さんにとって、心を許すことができ、自分自身の悩みを相談できる存在であると良いですよね。
そしてそんな存在こそが、お子さんの不登校を防ぐために大切なのです。
言いかえてみると、自分のことをしっかり言えるようになる環境を作ってあげることで、お子さん自身が人として強く成長できるのです。
子どもが学校の先生に相談できるようになる3つのステップ
学校の先生にぜひ意識して頂きたい三段階です。
しかし実はこれ、先生だけではなく親御さんにも同じことが言えます。
3つのステップを大まかにご紹介すると、このようになります。
お子さんはこれを順番に経験することにより、自分の悩みを打ち明けやすくなるのです。
とてもシンプルでわかりやすく、実践しやすいのではないでしょうか。
しかし、ここで要注意なのは・・・
親御さんは「できているつもり」になってしまいがちだという事です。
“私は子どもの話をしっかり聞けている”などと思っていても、実際は理想的ではなく、
うまく結果が出せないことが多いのも現状です。
また、親御さんが焦ってしまうあまり、ステップを飛ばしてすぐに悩みを聞き出そうとする、なんて失敗も…。
当センターでのカウンセリングでは、このような
「子どもに対して適切な対応をできているかわからない」
「努力はしているが、結果がでない」
などと悩んでいる親御さんに対して、現状の判断や、分析、適切なアドバイスをお出し致します。
不登校になる子の中には、自分の感情や思いを上手に伝えられない不器用な子も多いです。
そんなお子さんたちが、強くなり、のびのびと生きられるようになるために、
様々なアドバイスでお手伝いさせていただくことが、当センターの役割です。
「何事にもギリギリタイプの女の子」
勉強会では、実際に当センターに通われていた方がどのように問題を克服していったのかを、みなさんにお話ししています。今回は、その事例の一部をご紹介いたします。
不登校 社交的で、何事にもギリギリタイプ
まじめ 口数が多い 早めの行動テキパキしている
「ギリギリタイプの娘」と「早めの行動テキパキタイプの母」。
正反対の母娘。お母さんは、どのようにしてひろこさんと関わり合い、ひろこさんを成長させていったのでしょうか。
「お話の中に出てくる、ひろこさんとお母さんのセリフの一部
「ひろこさん「お母さんって、いつも動いてるよね。落ち着いていないよね」 お母さん「この子はちゃんと帳尻を合わせているんだ。私とこの子のタイミングは違うんだ」 ひろこさん「本当は、わたし、無理していたの」
この言葉たちには、どのような意味があると思われますか?
当センターの勉強会は、いつも話す内容をきっちり決めているわけではありません。その場の雰囲気や、来てくださっている親御さんの表情、何を知りたいか、そんなことを考えながら、一回一回オーダーメイドのような形式で行っております。
参加してくださっている親御さんたちが緊張せずに意見を言える、帰る頃には少しだけ表情が明るくなっている、そんな暖かい場所になるような勉強会づくりが出来たらと、参加してくださった方々に書いていただいたアンケートを参考に、日々取り組んでおります。
次回の「不登校を乗り越えるための親御さん向け勉強会」の開催は、4月22日です。
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