摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療は、淀屋橋心理療法センターが得意中の得意
精神科医師が大阪で摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療を行って40年
所長/福田 俊一(ふくだしゅんいち)
1975年 大阪大学医学部卒。大阪大学精神神経科、大阪府立病院神経科にて精神医療に取り組む
1981年 米国に留学、フィラデルフィア・チャイルド・ガイダンス・クリニック(PCGC)にて家族療法を学ぶ。家族療法の創始者S.ミニューチンに師事
1982年 住友病院心療内科、大阪厚生年金病院神経科、大阪市立小児保健センター精神科に勤務
1983年 淀屋橋心理療法センターを開設、所長に就任、現在に至る
1984~1986年 厚生省・神経性食思不振症調査研究班メンバー
摂食障害(過食症・拒食症)の豊富な治療実績をもつ淀屋橋心理療法センター
問い合わせ相談をお受けしたりカウンセリング治療を行った総件数…2455症例(2012.12.31まで)
所長 福田俊一(精神科医)からのメッセージ
1981年に米国へ留学し、摂食障害の家族療法で著名なS.ミニューチンの教えをうけ、日本に家族療法を根付かせ広げる礎を築きました。さらにそれを進化させて、本人がどのように成長すると摂食障害は治るのか、家族はそのためにどうすればいいかを研究し、独特の治療法を開発してきました。その治療実践を「克服できる過食症・拒食症」(星和書店)として一冊の本にまとめて出版し世の中に問いました。現在も引き続き治療の充実や治療の成果の分析から、より短期間でより確実に治る方法を開発し続けています。
淀屋橋心理療法センターは、1983年に設立されました。当初から摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に力を注ぎ、治療実績は2489症例にのぼっています。「摂食障害(過食症・拒食症)は治らない」とあきらめているあなた、「わが子の摂食障害(過食症・拒食症)にどう対応したらいいかわからない」と悩む親ごさん、一度淀屋橋心理療法センターにご連絡ください。40年の経験をもつカウンセリング一筋の精神科医師が治療に携わっています。30年過食症のカウンセリング治療を専門におこなってきた女性セラピストも常駐しています。
「摂食障害(過食症・拒食症)における初期対応のこつ」や、「こじれさせないためのアドバイス」をご本人や親ごさんに差し上げています。そして「摂食障害(過食症・拒食症)を、なんとしても治したい」というあなたの強い願いをカウンセリングで実現に導きます。また「わが子の摂食障害(過食症・拒食症)を、なんとか治してやりたい」という親ごさんの熱意を活かし、確実に摂食障害(過食症・拒食症)からの脱出に成果をあげています。
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摂食障害(過食症・拒食症)について
摂食障害(過食症・拒食症)の治療は「薬だけでは解決しない」という認識が、専門家の間でもますます高まっています。多くの心療内科から「専門機関へ行きなさい」と、摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に関しては実績のある淀屋橋心理療法センターにも紹介されるようになってきました。
「どうしても太りたくない」「やせたい」という本人の気持ちに、家族や本人も振り回されて大混乱になります。その中で心理の裏にある「成長したい」「自分らしさを掴みたい」「脱皮したい」という気持ちをうまく引き出し伸ばして行く事が、パニックを押さえ、根本解決に至る道です。
1、とりあえず混乱を避ける為にどうするか
2、根本的に解決する為にどのように舵を切っていけばよいか
当センターは、1、2、について沢山の経験を積み重ね、様々なノウハウを蓄積しています。摂食障害治療の最前線にいると自負しています。
摂食障害は確実に治る道があると言えるでしょう。我々は家族療法を発展させたカウンセリング治療を通してそれを実践してきました。
家族(特に母親)と一緒にカウンセリング治療を
「一人で治したい」という声をよく聞きます。以前はお受けしていたのですが、摂食障害の方は気分の変動がはげしく治療を続けていくことが困難なことがよくあります。せっかくうまくいきかけていても、中断ということになったり効果をあげていくのがたいへん難しいということがよくありました。
摂食障害のカウンセリング治療は、親御さん(とくに母親)といっしょに進めていきます。親御さんにふだんの生活での対応のこつなどをアドバイスしたり、課題をこなしていただいたりします。こうした協力がないと、摂食障害のカウンセリング治療は効果をあげることがきわめて困難だからです。
摂食障害(拒食症)が治るってどういう事?
例えば、拒食症の人が無理に食べようとすれば、一時的にマシになったとしても、根本的な解決にはなりません。いつも心の中の90%は「食べるべきか」「でも食べたくない」の葛藤でしょう。いつの日にか「食べる事が空気のように当たり前になってしまう」にならなければ、『治った』とは言えないのです。食べる食べないのこだわりから自由になった時が、治癒だといえるでしょう。
摂食障害(過食症・拒食症)は誰でもなるの。私もなる病気なの。
あなたが、場の空気を読めて、人と的確につながる事ができ、しかしどちらかというと、自分の気持ちよりも相手の気持ちを大事にする事を続けている時。そしてあなたが大人になってきて、心のどこかで「これってしんどいな」「きゅうくつだな」と思っているような時。摂食障害になる可能性があります。過食症や拒食症でなくても、こういう人達はストレスがたまった時に、体の不調に出やすいのです。「お腹を壊しやすい」「じんましんが出る」等です。
兄弟姉妹のものを食べてしまう
弟の朝のパンを食べてしまう。しばしば過食症の人にはこのような現象が見られます。弟の為にせっかく用意しておいたパンを、お姉ちゃんが食べてしまうのです。これがけっこう、兄弟姉妹や親子の関係をギクシャクさせてしまう事が、よくあります。
摂食障害(過食症)のつらさってどんな事?
1、とにかく太るのが許せない。という気持ちが強い為、少しでも太ると外へ出るのがイヤ。人に会えない。となる場合がよくあります。そうなると他に気がまぎれる事がなくなるので、ますます「食べる」「食べない」で、頭がいっぱいになります。
2、昔の過食症は、食べてどんどん太る人が主体でした。100kgになる人もいました。今は情報が早く伝わるので「吐く」という事を知っている人が、とても多くなりました。吐く人の辛さは、トイレで吐いた後とてもみじめな気持ちになり、吐く時とても体が苦しく、涙が出たり目が腫れたりする事です。又、虫歯にもなりやすかったりします。
3、他には、過食症というのは、薬やちょっとしたアドバイスでは治らないない為に、治らない状況で長く時間が過ぎた人が沢山います。5年、10年と経ってしまい、幸せそうな友人や元同級生や同僚の事を考えると、取り残された気がして、とても辛くなるものです。
家族と口をきかない
過食症の人で長年続いている人は、親と口をきかなくなっている人もいます。お互い「どうすれば良いか」分からないまま、ズルズル来ているのが原因。という事が多くあります。とにかく過食症は、絶望したり腹がたっていたり、イライラする事の多い病気です。病気が親子関係を破壊しているのが半分。お互いがより良い親子関係を作り上げるのに失敗しているのが半分。中にはカウンセラーが、悩んでいる本人の親への不満をあおりすぎ、解決を見ないまま、放ったらかしにしている場合もあります。「良い子がなる」とか「親子関係の問題」という考え方が広まった為に、問題が起こっている場合もあります。ちなみに淀屋橋心理療法センターの考え方は「親子が問題」ではなく、「親子は治療の原動力」だから、しっかり考えようです。
子どもが摂食障害(過食症・拒食症)になったのは母親が悪いんですか?
「子どもが摂食障害になったのは母親に原因がある」と言われる事が多いようです。結論から言うと、母親は悪くありません。でも、子どもに非難される事はあるでしょう。本人が目覚めていく時、母親への不満から始まる事はよくあります。でも終着点は、母親と子どもがよりうまくかみあった新しい形です。決して本人が不満ばかりつのらせる状況ではありません。子どもの自我が発達して、子どもが大人の視点から今までの子育てを非難するのは、健全な親子関係の一側面です。「親が悪いのか」というよりも、このデリケートな時期を親と子がうまく乗り越えられるかどうかが、治療に大きな影響を与えます。
親に食べさせる
摂食障害(過食症・拒食症)のクライアントの中には、親に無理に食べさせるという人もいます。最初は「お母さんが食べてくれたら、自分も安心して食べられる」というようなきっかけで始まりますが、徐々にエスカレートしやすいものです。本人に泣きつかれるままに食べ続けて、20Kgも太ってしまったお母様もおられます。苦しくてもう食べられないのだけれど、食べないと本人が泣き叫ぶので「まるで地獄のようだ」とお母様はおっしゃいました。
摂食障害(過食症・拒食症)と万引き
過食症・拒食症のクライアントの中には、時々万引きをしてしまう人がいます。食べ物が沢山欲しいから万引きするのかというと、そうでもなさそうです。すぐに捕まってしまうからです。上手に立ち回ろうという意識はほとんどありません。理由はハッキリ分かりませんが、やけくそになった気持ちから、万引きをしてしまうのかもしれません。
過食症(摂食障害)と入院治療
過食症の人が入院治療をすると、しばらく過食・嘔吐は止まり落ち着く場合がよくあります。ただ退院後もそれを維持できるかというと、なかなか難しいようです。退院してしばらくすると、又過食に戻ってしまう場合が多くあります。生活の立て直しという意味での利用価値はあると思いますが、根本的解決ではありません。カウンセリング治療がかかせないと思います。
拒食症(摂食障害)と入院治療
拒食症の人で体重がどんどん減ってくると、入院治療も考えなければなりません。淀屋橋心理療法センターが勧めているのは、内科医に体重のリミット(それ以上体重が減ると命の危険がある)を設定していただき「それ以下になったら入院」という約束を、クライアントとしてもらう事です。拒食症の人達は入院を望まない人が多く、入院を避ける為に、最低限の体重は維持しようと努めてくれる人が多いからです。その間に心理面の治療を進め、拒食症からの脱出をはかります。
過食嘔吐
過食をする人達は、家にある物を食べていればあまり費用もかかりませんが、菓子パンを買う人がとても多いのが不思議です。あとチョコレートやアイスクリームを買う人もいます。パンを買うのは吐きやすいという事があります。吐く時には多くの人が水を大量に一緒に飲んで吐いています。我々は、吐く事そのものが病気だとは思っていません。病気であるのは「太るのが嫌」という気持ちだけです。普段食欲を押さえつけている為に、猛烈に食べたくなるようです。そのままでは太ってしまうのが許せず、全部吐いてしまわないと気が済みません。徹底的に吐く為に、涙を流しながらでも吐き続ける人が多いです。
男性の摂食障害(過食症・拒食症)
男性の摂食障害というのも少ないですがあります。女性97%に対して男性3%の割合だという論文を見た事があります。淀屋橋心理療法センターの摂食障害クライアント1514例を調べた所、97例、つまり6.4%が男性でした。男性の摂食障害の特徴は、カッとしやすいとか強引だという傾向があるように思います。ですから最初がとても重要で、気を使います。うまく軌道に乗る事ができればあとは難しくありません。女性的な人がなる等思われがちですが、当センターでいままで治療してきた人達は全くそんな事はありませんでした。