「不登校を乗り越えるための 親御さん向け勉強会」を開催しました!

長い自粛期間が明けて4か月ほど経ちました。街には徐々に人が増え、少しずつ以前の様子が戻り始めています。 電車の中でも、通学途中の生徒さんたちをたくさん見かけます。 友達と談笑している子や、参考書を開き勉強している子、一人でぼんやり携帯をいじり続けている子、ちょっとお疲れ気味な様子の子、いろいろです。 自粛前とはガラッと変わってしまった新しい生活様式に、心や体がついていけずに苦しんでいる人も多いのではないでしょうか。

そんな中9月26日に、当センターでは「不登校を乗り越えるための親御さん向け勉強会」を開催しました。

不登校を乗り越えるための親御さん向け勉強会

勉強会は、当センターの所長、福田による「自動修理機能付きトースター」のお話から始まりました。 もしもトースターなどの家電製品に、自動修理機能が付いていたら便利ですよね。たとえ壊れてしまっても、トースターが勝手に自分を直してくれるので、すぐにまた美味しいパンを焼いてくれるのです。 では、人間は、、、?

これは人間と機械の例え話ですが、とても興味深くおもしろい内容です。

また、臨床心理士の福田俊介からは、実際に当センターで解決された、不登校のお子さんを持つご家族の話を、紙芝居風の物語でお伝えしました。不登校について実際どのようなことが起きていたのか、どのように解決に至ったのかを、皆さんにより身近に知っていただくことができたと思います。

「不登校は見守るだけで良いのか」「不登校のお子さんを持つ親御さんが、今日からできることはなにか」 不登校の原因は様々で、親として実際その場に立たされると、どうしたらよいのかわからなくなることも多いです。その問題解決の糸口になるものとはなにかという、所長福田の話のキーワードは、「親子のコミュニケーション」や「子供の能動性」です。

来ていただいた親御さんたちは、最初は少し緊張した様子で話を聞いておられました。 しかし時間が経つにつれ、所長の話に対して質問をしてくださるかたがいらっしゃったり、親御さん同士で談笑されていたりと、徐々に場が温かくなるのが感じられました。

2時間ほどの短い時間ではありましたが、少しずつ空気が優しくなる様子や、親御さんの笑顔を見れたりすることに、私はとても嬉しい気持ちになり、また同時に、誰かと話すことはとても大事だと感じました。 この勉強会をきっかけに、不登校に悩まれているご家族たちが、少しでも良い方向に前進することを願っています。

2020.10.13  著者:受付兼ライター 湯浅愛美

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