当センターはいくつかの高校と連携して不登校解決への取り組みをしていますが、そのなかでとくに解決率の高い学校があります。
今年は三年生ばかり7人の相談がありました。なかには不登校だけでなくリストカットなどを含むケースもまじっていました。途中で母親がダウン、入院するというアクシデントにみまわれたケースもありました。
当センターは親へのアドバイスを中心に、子どもをたくましく成長させる治療方法をとっています。それゆえやる気のない親のケースはあまりもちこまれません。子どもがたくましく成長するには、たいへん時間のかかることです。この学校は、年々早い段階で親にカウンセリングに行くようすすめています。早いケースでは2日学校を休んだだけで来所したというのもありました。平均してみると、不登校による欠席日数は10数日で来所しています。
ことし相談を受けた7人の生徒は、7人全員が無事に卒業できました。成功率100%です。
親が頑張り、学校がうまく協力してくれれば、こんなにも解決率があがるという証しです。
もちろん毎年100%というわけにはいかないのですが。
(06.03.14)