【質問2】体重が何キロを割ったら「拒食症」と考える必要があるのでしょうか?
【答 え】拒食症と診断するのは体重だけでなく他の条件もありますが、体重に関しては次の数式があります。
標準体重の出し方(平田法)身長から体重を算出する方法(『摂食障害診療』 診断と治療社 2009)
- 身長160cm以上なら:標準体重(Kg)=(身長cm-100)×0.9
- 身長150~160cm :標準体重(Kg)=(身長cm-150)×0.4 + 50
- 身長150cm以下なら:標準体重(Kg)=(身長cm-100)
拒食症と診断される体重は次の通りです。(厚生労働省・神経性食欲不振症調査班)
*拒食症は、「標準体重の-20%以上のやせ」とされています。身長の例をとって計算してみましょう。
例:
身長160cmなら、標準体重は54Kg。その-20%やせは、43.2Kg。
身長150cmなら、標準体重は50Kg。その-20%やせは、40.0Kg。
身長148cmなら、標準体重は48Kg。その-20%やせは、38.4Kg。
拒食症と診断する他の疾患がなく、標準体重より-20%以上のやせの体重が、3ヶ月以上続くようなら一度専門家に相談することをおすすめします。