更新日:2025.09.26

お母さん達を悩ませる、赤ちゃんの「夜泣き」と「背中スイッチ」!早く寝て欲しいと思う母の気持ちとは裏腹に、お母さんにずっと抱っこされていたい赤ちゃんの言わば格闘戦のような感じですね。
今回、淀屋橋心理療法センターの所長であり、精神科医師の福田俊一が最近の夜泣きの研究結果と自身の子育ての経験をふまえて、「夜泣き」と「背中」スイッチの関係について語ってくれました。
所長が発見したこととは?この所長の発見が、日々お忙しいお母さん達の助けになってくれれば幸いです。それでは、福田俊一の記事をどうぞ♪
赤ちゃんの「背中スイッチ」最近の研究では・・・
(精神科医・福田俊一)
背中スイッチとは、「子どもが赤ちゃんの時期に抱っこによって眠りについていたのに、布団に降ろすと泣き出してしまう」
ことを指します。
これは、赤ちゃんの背中が布団につくことで背中スイッチが入り、泣き出してしまうと考えられているものです。しかし、最近の研究では「赤ちゃんが泣き出すスイッチは背中ではなく、お腹にあるのではないか」という考えが強くなってきています。
この考えの根拠となっている実験がありますので、以下に紹介します。
① 赤ちゃんを抱っこしたまま5分ほど歩いて眠らせる。
② 布団に降ろす前に抱っこしている人が椅子などに座って5分〜8分ほど待つ。
③ 赤ちゃんがより深く眠ったタイミングで布団に降ろします。
結果:泣き出すなどの癇癪を起こさず、そのまま眠ってくれる場合が多く見られました。