就活の失敗でニートにならないか(アスペルガー 発達障害)

大学3年生の就活が解禁になり連日テレビで会社説明会等の様子が報道されています。ただ一方で就活が上手くいかず、すっかり自信をなくしひきこもってしまったという相談の電話が多くなりました。

その中の一人Sさんは小学校中学校と不登校を何度か繰り返し、専門機関ではアスペルガー(発達障害)と診断されたこともあります。

20社から不合格の通知が来た時点で自室にひきこもり家族とも全く口もきかなくなってしまいました。

親御さんが「このままではニートになってしまう 家族はどう対応すればいいですか」と相談に来られました。早速カウンセリングがスタートし、まず親御さんに対応のアドバイスを始めています。

2012.12.05  

               

記事内容の監修医師

淀屋橋心理療法センターの所長 福田 俊一

淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一

  • 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
  • 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
  • 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
  • その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
  • 著書多数。

シリーズ記事

2012.12.05

1.就活の失敗でニートにならないか(アスペルガー 発達障害)

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