ひさびさの精神科医日記です。
また少しずつ書く習慣をつけたいと思っているのです。頭はどんどん使わないともったいない、錆びついてしまうという気がしてきたからです。
さて、今日のテーマは患者さんやその家族に助けられたことです。うまく解決できたケースを振り返ることは、そこから治しかたを再確認したり、治るためのヒントを確認したり、重要なことですが、私自身が全てお膳立てして治ったケースはほとんどありません。行き詰まった時、クライアントが発してくれた一言でひらめいたり、お母さんが娘のことを理解しようと一生懸命になって下さったことで道が開けたり、どこかで助けられているなと思うことがしばしばです。やはり信頼関係ですね。それをしっかり作りながら治療は進めて行かなくてはなと改めて思います。