【不登校】高校入学早々に「やめたい!」と言い出す子

更新日:2026.04.21
【不登校】高校入学早々に「やめたい!」と言い出す子

高校に入学して、ほっとしたのも束の間――
わずか数日で「やめたい」と言い出す。

「せっかくここまで来たのに」
「また同じことの繰り返しになるのでは…」

そんな不安や戸惑いを感じておられる親御さんも多いのではないでしょうか。
実はこの「入学直後のつまずき」は、決して珍しいものではありません。

入学してすぐの「学校をやめたい」に戸惑う親御さんへ

お子さんが高校に入学して、わずか数日で「学校やめたい」と言い出す――
そんな状況に、戸惑っていませんか。

理由を聞いてもはっきりせず、
どう受け止めればいいのか分からないまま、
対応に迷ってしまうことも少なくありません。

「やり直しのチャンス」と「拭えない不安」

「やり直しのチャンス」と「拭えない不安」

四月も二週目になると、すでに高校の入学式を済まされた子も多いことでしょう。

不登校の子の親御さんにとって「高校入学」は、
「願ってもないやり直しのチャンス」である一方、
「高校でもまた不登校になってしまうのでは…」と
不安がぬぐえないなど、様々な思いがあるのではないでしょうか。

それでも、「入学式」という第一歩を踏み出してくれたとしたら、
「このまま何とか卒業まで…」と、つい期待感も生まれてしまうものです。

数日で「学校をやめたい」と言い出すケース

数日で「学校をやめたい」と言い出すケース

そんな中、たった一日や二、三日学校に行っただけで
「やっぱりあの高校はイヤ!やめたい!」と言い出す子がいます。

親御さんが慌てて理由をきいても、
「とにかく合わない!」
「あんなん違うねん!」
と曖昧な返答しかせず、

必死で説得しても、
「もう通信(通信制高校)にかわる!」
「高認(高等学校卒業程度認定試験)とって大学いくし!」
と頑なな態度を変えてくれない――

実際に多い背景とは

実際に多い背景とは

当センターにも、入学して間もない時期のつまずきに関するご相談は少なくありません。

入学してすぐに高校を嫌がる子で多いのは、

  • 受験する高校の決め方が不本意だった
  • 早く友だちを作ろう・クラスで目立とうとして無理をした
  • 期待が高すぎて、理想とのギャップにショックを受けた

といったことが発端である場合が多いようです。

不登校カウンセリングで解決した事例

このように、高校入学直後に「行きたくない」となるケースは決して珍しくありません。
実際にどのような経過をたどり、どのように回復していったのかは、こちらの事例で詳しくご紹介しています。

不登校カウンセリング事例はこちら

▶️不登校カウンセリングで解決した事例:個性が強く、父親と兄を嫌う子

「スタートのつまずき」実は予測できることもある

こうしたことも、中学三年生の段階でカウンセリングに通っていただいていれば、
ある程度は高校のスタートの切り方を予測することができます。

その場合には、
「こんな心配があるので、このような先手を打っておきましょう」
「こうなった時は、こう対応していきましょう」
といった形で、事前に親御さんとカウンセラーの間で準備しておくことも可能です。

「スタートのつまずき」実は予測できることもある

今の段階で大切にしたいこと

入学直後の「やめたい」という言葉に対しては、
すぐに結論を出そうとするよりも、

  • 今どのような状態にあるのか
  • どの程度の負荷がかかっているのか

を見極めていくことが大切です。

今の段階で大切にしたいこと

不登校のご相談について

高校入学直後の「行きたくない」は、珍しいことではありません。
ただし、初期の関わり方によって、その後の経過が大きく変わることもあります。

当センターでは、このような初期段階のご相談も多くお受けしています。
「このまま様子を見ていいのか」と迷われている段階でも構いませんので、一度ご相談ください。

▶️ ご相談について詳しくはこちら

不登校を乗り越えるための親御さん向けカウンセリング説明会

また、具体的な対応や回復のプロセスについては、治療説明会でも詳しくご案内しています。

個別相談の前に、

  • どのような考え方で関わっていくのか
  • どのようなケースが多いのか

といった内容を知っていただく機会として、ご参加いただけます。

不登校の治療説明会はこちら

▶️治療説明会のご案内はこちら

               

記事内容の監修医師

淀屋橋心理療法センターの所長 福田 俊一

淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一

  • 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
  • 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
  • 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
  • その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
  • 著書多数。

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