うつ・摂食障害の治療法「薬を使わずに治す」という選択肢

うつ・摂食障害の治療法
「薬を使わずに治す」という選択肢
うつ・摂食障害の治療法/「薬を使わずに治す」という選択肢

薬を使わない治療をしていると聞いたのですが」

淀屋橋心理療法センターでは、このような電話のお問い合わせが多くあります。

現在うつ病や摂食障害などの治療では、抗うつ剤や睡眠薬などの薬を用いることが一般的です。
しかし最近は、「できれば薬を使わないで病気を治したい」と考える親御さんやご本人さんが増えてきたように感じます。
そして、そのような選択肢を持てるということが、世間でも広まりつつあるのではないでしょうか。

「薬を使わない治療をしていると聞いたのですが」

精神科医が薬を使わない治療を続けて40年

家族療法をベースに、うつや摂食障害向けに開発した薬を使わない治療法

家族療法をベースに、うつや摂食障害向けに開発した薬を使わない治療法は、
当センターの所長である医師・福田俊一が長年の治療経験を生かし、
独自で開発してきた治療法です。再発の可能性が低く、きれいに完治することが、
大きな特徴の一つでしょう。

当センター独自の家族療法は、それぞれのお子さんに合ったやり方を導き出すため、
誰でも同じマニュアルがあるわけではなく、とてもデリケートなものです。
そのため、この治療法がどなたにでも当てはまる訳ではなく、中には、治療を薬に頼らざるを得ない方もいらっしゃるでしょう。

お子さんの治療には薬が必要かどうかをしっかり見分ける必要があります。
当センターの治療法で、効果が上がる見込みがあるか、ご相談ください。
薬を使わないことが可能かどうかも含め、的確な判断をさせていただきます。

薬を使わない治療に変えたことで、心身ともに楽になられた方がたくさんいらっしゃいます。

薬を使わない治療に変えたことで、心身ともに楽になられた方がたくさんいらっしゃいます。

薬を使わない治療を希望する方々の理由

精神科医が「薬を使わないで病気を治したい」と考えているご家族
(またはご本人さん)のお話を聞くと、そこには様々な理由があります。

✓ 薬を服用している時、頭がボーっとしてしまい、本来の力が発揮できない

✓ 薬の服用に後ろめたさを感じている

✓ 妊娠を希望している、または授乳中により薬を服用したくない

✓ 子どもに服用させることに抵抗を感じる(副作用の恐れなどから)・・・など

薬を使わない治療を希望する方々の理由

なかには薬を飲むたびに、「自分は病気だ」「治っていない」と自己否定の気持ちが湧いてくる方もいらっしゃるようです。

淀屋橋心理療法センター独自の薬を使わない治療
良いところ(メリット)

淀屋橋心理療法センター独自の薬を使わない治療 良いところ(メリット)

薬を使わない治療は、上記のような心配事をなくすことができるという点では、ご家族やご本人さんにとって、とても良いところであると思います。
しかし、心配事をなくしたからといって、本来の目的である「病気の完治」が達成できなければ意味がありません。
当センターが何よりお伝えしたい「薬を使わない治療の本当の良いところ」は、下記のようなことです。

✓ 治り方がきれい

薬を使った治療の場合、完璧に治すことはなかなか難しい場合が多いです。
症状が以前より改善した、マシにはなった、ということはあっても、「スッキリと治った!」というまでにはいかない人もたくさんいます。
それは、人の心には薬の力では解決できない部分が山ほどあるからです。
当センターでは、薬の力では解決できない部分の解決の糸口を探し出し、粘り強く働きかけ、病気の克服に繋げることを得意としております。

✓ 再発を恐れなくなる

「薬で治る」というのは「自分の生き方を見つけて治る」とは大きな違いがあります。
薬で治ることは、心も体も楽にはなりますが、どうしても「薬に助けてもらった」という気持ちがぬぐえません。
薬を使わない治療で病気を克服することは、ご本人さんの「生きるコツを自分で見つけて治した」という意識を強くするため、自信につながりやすく、また、ご本人さん自身が治し方を十分に理解するため、再発を恐れなくなります。

✓ 本人の自信がつく

単に病気が治ったという意識だけではなく、「自信がついた」「たくましくなった」
などという意識が持てるようになります。
すると、今後新たな問題に直面した際、自力で解決する力を発揮することができるのです。

✓ 本人に治療の意欲がなくても治すことができる

ご本人さんのなかには、「今はカウンセリングに通いたくない」「治したい!という積極的な意欲が湧かない」という方もおられるでしょう。
そのようなご本人さんの思いとは関係なく、ご家族の協力によって治療を進めることができます。
ご本人さんが病気意識を感じずに、いつの間にか治ってしまっていた、というような治療が可能です。

✓ 認知療法、認知行動療法ではたどり着けないところまで

現在、認知療法や認知行動療法という治療法は、かなり広く使われるようになりました。
とても有効な治療法ですが、これらの治療を成功させるには、ご本人さんの「頑張る」という意思や気づき、真剣に取り組む姿勢が不可欠となります。
しかし、ご本人さんにこのような力が湧いていない場合は難しいでしょう。
当センターの治療では、ご本人さんの中に眠っている力を引き出すところから始めます。

認知療法や認知行動療法では十分な成果が得られなかった方々でも、イキイキと自力で
立ち上がることができるよう成長させることが可能です。

認知療法、認知行動療法ではたどり着けないところまで

治療~克服までの事例はコチラから↓
・ 過去の事例記事①
・ 過去の事例記事②

治療~克服までの事例

淀屋橋心理療法センター独自の薬を使わない治療
難しいところ(デメリット)

淀屋橋心理療法センター独自の薬を使わない治療 難しいところ(デメリット)

薬を使わない治療が、残念ながらすべての方にとって良いものというわけではありません。
薬に頼らないことで、その分どうしても人の力が数倍必要になってしまうのです。

✓ 一回の診察時間が長い

当センターでは、カウンセラーが親御さんの話をよく聞き、じっくりカウンセリングを行うため、普通より診察時間が長く時間がかかります。(1時間~1時間半)

✓ 親御さん(配偶者)の積極的な参加が不可欠

親御さん(配偶者)の協力が必要となるため、ご本人さんお一人での治療ができません。 親御さん(配偶者)に毎回カウンセリングに出席してもらう必要があります。 また、「なんとしてでも治してあげたい」というご家族のしっかりとした強い気持ちが、治療の効果に大きく関わってきます。

✓ 親御さん(配偶者)に課題が出る

治療に協力してもらう際、親御さん(配偶者)には毎回課題が出ます。 (慣れてくると、課題に要する時間が短くなってきます)

✓ 効果が出るまでに数か月要する

薬を服用したときのような即効性が得られないため、ご本人さんにとっても、親御さんにとっても、効果が感じられるまでの期間が少し長いと感じられることがあります。 効果が表れるまでにはだいたい3か月ほどかかるため、初めのうちは大変だったと おっしゃる親御さんもおられます。

〈薬を使わない治療〉効果が表れる3か月とは?

〈薬を使わない治療〉効果が表れる3か月とは?

親御さんからのご質問で多くいただくのは、
どのくらいで治りますか?」というものです。
薬を使わない治療だと、目に見える劇的な変化をすぐに感じにくいため、不安になる親御さん・ご本人さんも多いでしょう。

どのくらいで治るかは、お子さんの症状の程度や、家庭環境、
症状が出て治療を始めるまでの期間など、様々な要因で異なってくるため、
「このくらいで治ります」というはっきりとした返事を差し上げることは
とても難しいです。

しかし、「どのくらいで治療の効果が表れ始めるか?
どのくらいでお子さんの変化がみられるか?
ということに関してはお答えすることが可能です。

当センターで治療をしている方の多くはだいたい3ヶ月ほどで、小さな変化が
表れ始めます。その変化は、親御さんが気づくか気づかないかの小さな変化から
始まるものですが、私たち専門家は、この小さな変化を見逃しません。
そして、この小さな変化をもとにして、更なるアプローチ方法を生み出し、
大きな変化に変えていきます。
この小さな変化の時期に、お子さんにしっかりした根をはれるような力を付けることで、
根本的な解決を目指していくのです。

※ 3ヶ月という期間は目安であり、症状の程度によってはそれより早く効果があらわれる方もいらっしゃいます。

淀屋橋心理療法センター独自の薬を使わない治療は、とてもデリケートなものです。
そのため、治療を始める前にカウンセラーは下記のことについて着目します。

・ ご本人さんの症状を詳しくお聞きし、理解する。

・ 家族環境を詳しくお聞きし、理解する。

・ ご本人さんの中に眠る潜在力はどの程度あるか、家族の力はどの程度あるかを慎重に分析する。

・ご本人さんの症状を詳しくお聞きし、理解する。・家族環境を詳しくお聞きし、理解する。・ご本人さんの中に眠る潜在力はどの程度あるか、家族の力はどの程度あるかを慎重に分析する。

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その上で、「治る見込みが十分にある」と判断したケースのみ、治療をお引き受けしております。

ですので、見込みが立たないままやみくもに治療を進めていくというようなことはしておりません。本気で治したいと考えておられるご本人さんやご家族の方の、限りある貴重な時間を無駄にしないためにも、当センターでは

・薬を使わなくても治せる力、治せる環境があるか?

・薬を使わなければならない状況であるか?

という初期の判断も大切に考えております。

・薬を使わなくても治せる力、治せる環境があるか?・薬を使わなければならない状況であるか?

おわりに

今ある困難をどう乗り越えていきたいかを真剣に向き合い、考えていることと思います。

薬を使うこと・薬を使わないこと による長所、短所はそれぞれあります。
薬の服用を全て否定するつもりは全くありません。
眠れない時や不安な時、薬は即効性があり、とても役に立つでしょう。

このHPをご覧になっている親御さん、またはご本人さんは、
今ある困難をどう乗り越えていきたいかを真剣に向き合い、考えていることと思います。
その選択肢の一つとして、「薬を使わないで治す」ことができる可能性が大いにあるということを、知っていただければ幸いです。

薬を使わないで治すことができる可能性が大いにあるということを、知っていただければ幸いです。

2022.03.22  著者:《大阪府豊中市 淀屋橋心理療法センター》湯浅愛美

               

記事内容の監修医師

淀屋橋心理療法センターの所長 福田 俊一

淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一

  • 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
  • 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
  • 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
  • その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
  • 著書多数。

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