「健康な子ども」は、養護の先生に向けて出されている全国的に人気のある月刊誌です。その12月号に当センター刊行の本『過食症と拒食症』(星和書店)のプレゼント企画を掲載していただいたことは、11月にお話しました。出版元の日本生活医学研究所から、本日応募者の方々の葉書が届きました。
応募の先生方は、南は福岡、長崎の壱岐から、北は北海道の熊牛原野にある小学校からも来ています。全国津々浦々の先生方に本書を読んでいただけるのは、著者として大変うれしく思います。一日も早くお手元に届くよう手配いたしますので、先生方、もうしばらくお待ちください。
過食症、拒食症に悩む人たちは日々を追うごとに増えているような気がします。本日も拒食症の事前相談をもちました。身長に比して体重が極端に少なく、カウンセリングをしていても体力がもつかと心配です。小学校時代のいじめが後々まで尾を引いているケースもあります。やせたくてまちがったダイエットから過食症、拒食症に陥る子も多くいます。いずれにしても思春期の子どもたちの健康を預かる養護の先生が「あれ、おかしいな」と気づかれることから見つかることがよくあります。
そんな立場におられる養護の先生方に、本書『過食症と拒食症』 – 危機脱出の処方箋(星和書店)をお読みいただき、保健室でのお役に立てていただくことが、私たち治療者であり著者の願いです。また選にもれた先生方にもお読みいただくことをおすすめいたします。