拒食症治療説明会に参加しようか悩まれている親御さんへ
~説明会の雰囲気をお伝えします~

5月30日(火)に親御さん向け拒食症治療説明会を開催しました。ご参加いただいた皆様ありがとうございました。

今回のレポートでは、実際の説明会の雰囲気をお伝えして、参加しようか悩まれている親御さんの不安を少しでも減らすことができればと思っています。

<治療説明会ってどんな感じなの?>

治療説明会に参加したことがなくて不安です。「このような説明会に参加するのは初めての方?」と聞いてみると、参加された親御さん全員が手を挙げることは珍しくありません。皆さん最初は緊張されていますが、次第に緊張がほぐれておられます。

説明会が始まるまでは、親御さんがドキドキされているのがスタッフにも伝わってきます。でも説明会が始まるとだんだんリラックスされて、休憩時間には親御さん同士でお話されていたりする場面もありますよ。

説明会でカウンセリングを受けるよう勧誘されたりしませんか?こちらから勧誘することは全くありませんのでご安心ください!もしカウンセリングに興味を持たれた場合は、個別にスタッフまでお声がけいただければと思います。

たしかに勧誘されるのではないかとか、帰りづらかったらどうしようとか思いますよね。でも、こちらから無理にカウンセリングをお勧めすることは全くありませんので、ご安心ください。

治療説明会では誰が話してくれるのですか?治療説明会で話すのは2人です。当センター(淀屋橋心理療法センター)所長で医師の福田俊一と、臨床心理士の福田俊介です。話している様子はこんな感じです!

(当センター所長 福田俊一) 

(臨床心理士 福田俊介)

内容が難しくないか心配です。難しい内容はありませんので、心配いりません!親御さんに伝わるように、専門用語を使わない、わかりやすい表現を心がけています。

実際に、説明会終了後のアンケートで「説明がわかりやすかった」と回答してくださる方がとても多いです。

<小学生で拒食症を発症した事例>

そして拒食症治療説明会では、親御さんが当センターのカウンセリングに通われて、お子さんの拒食症が完治した事例をご紹介しております。

今回は小学3年生(女児)の事例をご紹介しました。

小学生!?そんな低年齢で拒食症になるんですか?はい。小学生で拒食症などの摂食障害を発症するケースが増えてきています。実際、当センターでも、小学生の親御さんからのご相談を多く引き受けております。

当センターには、お子さんの拒食症で悩まれている親御さんが多く通われていますが、中にはお子さんの体重低下が著しく、入院治療が避けられないケースもあります。

しかし、お子さんが入院してしまっても、親御さんにできることはまだまだあります。諦めずにご相談ください。

さて、事例の話に戻りますが
小学3年生のエリカちゃん(仮名)のお話です。
お父さん・お母さん・お兄ちゃん・エリカちゃんの4人暮らし。

身長127cm/体重20.8kgの細い身体、親御さんは心配です。何とか食べてほしくて促しても、エリカちゃんは嫌がって怒ります。

エリカちゃんの性格は
こだわりが強い ガンコ 一度言い出したら聞かない
例えば、家族で外出するとき、皆でどこに行くか決めようとしても、いつもエリカちゃんの意見が通ります。
「絶対イオンに行く!」「○○○なんて嫌!エリカ行かない!」
お兄ちゃんはエリカちゃんの意見ばかり通ることに怒りを感じていましたが、我慢してくれていました。
でもこれは家の中での姿です。

家の外でのエリカちゃんは
相手に言い返せない 溜め込んでしんどくなる
家の中では、自分の意見を強く言い張っていたのに、外ではなかなか言えません。
ずいぶん違うものですね。

そんなエリカちゃんをカウンセリングに連れてくるのは難しいのではないですか?エリカちゃんを無理にカウンセリングに連れてくる必要はありません。当センターでは、親御さんがカウンセリングに通っていただければ、お子さんの拒食症の治療ができるのです。

淀屋橋心理療法センターの大きな特徴ですが
本人抜きの治療が得意で、ご家族(特に親御さん)へのカウンセリングに特化しています。

拒食症治療に限らない話かもしれませんが、病気を治療したいと思っていない(治療を拒否している)お子さんに、治療を受けさせるのは至難の業です。
無理矢理連れて行こうとしたら、「私は嫌だと言っているのに、全然わかってくれない!」と怒って、親御さんのことを嫌いになり、親子関係にヒビが入ってしまう危険性があるのです。

実際、エリカちゃんのケースは、カウンセリングに通われたのはお母さんだけで、エリカちゃん本人は一度も当センターに来られていません。

でもお母さんだけがカウンセリングに通って、うまく行くのでしょうか?カウンセリングでは、エリカちゃんにどう対応したらいいか具体的にアドバイスしています。それをお母さんがご家庭で実践していただくことで、治療を進めていきます。

カウンセラーは親御さんのサポートをする、問題解決までの道案内役であるとイメージしていただけるとわかりやすいかもしれません。

どんなアドバイスをしたのかについて、説明会ではいくつもご紹介していますので、ぜひご参加いただければと思います。

自分の子どもへの対応に悩んでいます。説明会で質問してもいいのですか?もちろんです!所長によるQ&Aコーナーのお時間がありますので、今悩んでおられることについてお話いただけます。

説明会の最後には、Q&Aコーナーのお時間を設けております。休憩時間の後になりますので、なにを質問したいかゆっくり考えていただいて大丈夫です。お時間の許す限り、親御さんからの質問に所長がお答えします。

<参加者さまのアンケートから>

 最後に、今回の拒食症治療説明会の参加者さまのアンケートから、いくつかご紹介します。
すぐに実践しようと思いました
勇気と希望を頂きました。ありがとうございました
子供に対する対応の仕方、親の心構えを学ぶことができました
摂食障害に関する豊富な治療経験からくるお話がとても参考になりました

このようなご意見を多数いただき、大変嬉しく思っております。

ここまで読んでいただきありがとうございました。
このレポートで、拒食症治療説明会に参加する際のご不安が少しでも早く軽くなったら嬉しいです。

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2023.06.29  著者:《大阪府豊中市 淀屋橋心理療法センター》池尾有希子

               

記事内容の監修医師

淀屋橋心理療法センターの所長 福田 俊一

淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一

  • 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
  • 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
  • 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
  • その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
  • 著書多数。

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