コロナで休校・在宅ワークの間に、不登校の子に対してできること

更新日:2020.06.19

新型コロナウイルスの影響で緊急事態宣言が発令され、学校が休校。在宅ワークになっている親御さんも多いことでしょう。大変な状況ですが、前向きに考えようと努めておられる親御さんも沢山いらっしゃることだと思います。

さて、休校や在宅ワークにより親子の接する機会が増えている今は、お子さんとのコミュニケーションを増やすチャンスです。

特に不登校、ひきこもり、スマホ・ゲーム依存のような状態になっているお子さんの場合、そこから脱出する上で、親子のコミュニケーションがとても大事です。しかし、お子さんとの会話を増やそうとしても、うまくいかず苦労されている親御さんも多いようです。

会話が増えない原因の一つは質問の仕方です。

会話が増えない原因の一つは質問の仕方です。

多くの親御さんは会話を増やそうと、お子さんに質問をしておられます。しかし質問したことで、余計にお子さんが不機嫌になったり、会話が減ってしまったというご相談が当センターではとても多いのです。うまくいかない理由には、質問されたお子さんが以下のように感じている場合があります。

  • 尋問されている(調査されている)
  • 興味のない質問に答えないといけないのが面倒
  • 質問の仕方が不自然
  • 熱中していること(ゲーム、動画など)の邪魔をされている

など

<会話を増やすには>

質問の頻度、内容、質問するタイミング等を修正した方が良いでしょう。修正していく中でお子さんが話に乗ってくることがあれば、それがお子さんに合った質問の仕方を見つける上での大きなヒントです。また、過去にどんな時にお子さんがよく喋ったのか思い出してみることでもヒントが得られるかもしれません。

<質問の仕方で会話が増えた事例>

以前の対応

子どもが黙々とゲームをしている時、

親:そのキャラクターは強いの?

子:うん

親:なんていう名前?

子:・・・

親:そのゲーム面白い?

子:うるさい!

その後の対応

子どもがゲーム中、「やったー!ようやくこのアイテムをゲットした!」と言った時、

親:そのアイテム取るのに苦労したん?

子:うん。これはなかなか入手できないアイテムやねん。先週からずっと探してたから、メッチャうれしいわ

※事例のお子さんには、質問のタイミングも内容も後者が合っていた。

質問の仕方で会話が増えた事例

コロナで休校。在宅ワークの親御さんが増え、子どもと接する時間が増えている。また、休校中の為、不登校の子が学校に行っていない後ろめたさを普段ほど感じていなければ、それも追い風となります。この期間を有効活用し、不登校やひきこもりのお子さんとのコミュニケーションを少しでも活性化させておきたいものです。是非ピンチをチャンスにしたいですね。

コロナで休校。在宅ワークの親御さんが増え、子どもと接する時間が増えているこの期間を有効活用し、不登校やひきこもりのお子さんとのコミュニケーションを少しでも活性化させておきたいものです。是非ピンチをチャンスにしたいですね。

               

記事内容の監修医師

淀屋橋心理療法センターの所長 福田 俊一

淀屋橋心理療法センター所長 福田 俊一

  • 医師。精神科医。淀屋橋心理療法センターの所長であり創業者。
  • 日本の実践的家族療法の草分け的存在。
  • 初めて家族療法専門機関を日本で設立し、実践、技法の開発、家族療法家の育成に貢献した。
  • その後は、摂食障害、不登校、ひきこもり、うつ、家庭内暴力(子から親へ)、リストカット等の家族療法の開発に尽力している。
  • 著書多数。

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