こんなことがしんどいって、わかってもらえる?
対人恐怖症・対人緊張症の人は、こんなことがしんどくてたまらない
路上で
- 道ですれ違う人の目が気になる。
- 知らない人なのに、どこに視線をおいていいかわからない。
- 「近づいてきたな」と思うと、身体がこわばってくる。また足がもつれそうになる。
電車や乗り物で
- 電車に乗ると、向かいの席に座っている人が気になる。
- みんなが自分を見ているような気がする。
- 目が合うと、自分のことを笑っているように思える。
学校(職場)で
- 集まって話しているグループが、自分のことを言っているような気がしてならない。
- 自分の発言が、その場をしらけさせているように思える。
- みんなから自分がどう思われているかが、気になって仕方がない。
- 話していると、ほほが緊張で固くなったり、肩に力が入ったりする。
- 先生(上司)の説明を聞いていても周りの人が気になり、頭がボーとして集中できない。
- あいさつをしたり、声をかけようとするが、のどがつまったようで声がでにくい。
- 話しをした後「へんなことをいったんじゃないか」「みんなはどう思っただろう」ということばかりが気になり、眠れないほどである。
人前でなにか物を書くとき(銀行、役所など)
- 誰かが自分をじーと見ているような気がしてならない。
- 書こうとすると、手がかたくなり、ふるえる。
- 聞きたいことがあるが、なかなか言葉が浮かんでこない。
- 説明しようとすると、頭が真っ白になったようになる。
対人恐怖症・対人緊張症で悩んでいる人は、たえずこういう緊張感にさらされている。家にかえると「もうしんどくて、くたくたです」と言う。しなくてはならないことも後回しになったり、友人と会う機会も次第に少なくしたり。だんだん孤立していく自分を感じながら、どうしよもないあせりといらだちに悩まされ続けている。