淀屋橋心理療法センターの本「しぐさで子どもの心がわかる本」(PHP)の書評が掲載されました。日本心身医学会がだしている学会誌である「心身医学」(Japanese Journal of Psychosomatic Medicine)の7月号です。
お書きくださったのは、ある産婦人科の名誉院長であるN先生です。簡単ではありますが、先生の書評を抜粋させていただきます。
『・・・大人にはよくわからない「しぐさ」のあること、それを理解するには一日の生活のなかで子どもとゆっくり向き合う「ゆとり」があまりにむ少なく、むしろその忙しさにより叱りつけたり、聞き出したり、放っておいたりで、まったく「しぐさ」をつかみ、理解するに到らないことが多いことを指摘しています。』
『本書は「しぐさ」をテーマにその内容の深さを知るのには格好の参考書であり、親、とりわけ母親、また多くの大人たち、児童精神科医、子どもの心身医学医、そして一般の小児科医にとっても子どもと対応する場合の術を学ぶことができ、また、少しでも多くの時間を費やして、子どもの「しぐさ」を理解することの重要性を示唆している好著と言えます。』
PHP研究所から出版された「しぐさで子どもの心がわかる本」(2004年12月)が、4月のはじめには5刷に,また先日(2005.07.11)には7冊に入ったという知らせが届きました。
この本を読んでくださった他の出版社の編集部からも、同じような内容の特集を組みたいという申し入れもいただきました。書き手としては、たいへん嬉しいことです。