不登校から大学に合格。楽しいキャンパスライフのお便りが|感想・お便り

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不登校から大学に合格。楽しいキャンパスライフのお便りが

A子さん、お便りありがとう。とても楽しくよませてもらいました。

いい大学に入れてよかったなーという印象です。A子さんの持ち味が生かせる大学といった感じがします。表面の飾りとか、まわりにあわせるだけの自分とか、流行だからするという感じでなく、自分が好きだからする、着たいから着る、したいからする。自分をとてもしっかりとつかんでいて、正直にそれを出しているという感じがとてもA子さんらしいと思います。

不登校についてもあたりまえの話題のようにだせている、というところなんかとてもうれしく思いました。あのころ学校に行けない日が多かったのは確かです。でも私の目からみてもただ流されるように毎日を送るのでなく、「自分」について考えているA子さんの姿は重みのある日々を送っている一人の少女でした。『私が悩んで、迷って、考えた時間は、とても貴重であるし、不登校経験者であることを誇りにすら思う・・』という文章は私の大好きな文です。こんな素晴らしい文が書けるA子さんは、しっかりと自分の人生を歩んできたという証ですね。

あのときA子さんは中学生でした。まだまだ人生が何かとか、自分をつかんで主張するということはどんなことかなどは、わからない頃でした。私からみれば、ただただ先生たちの言葉にしたがってなんの疑問ももたずに毎日を送っている他の生徒より、ずーと立ち止まって悩んでいるA子さんの姿のほうが尊いと思っていました。なんとかこの悩みのなかで「自分という人間の本質をつかむ」お手伝いができたらと思って、毎回の面接を過ごしていたのを思い出します。とはいっても難しいことは一つもなかったですよね。ガンダム戦士とかるろーに剣士とか、そして英語をちょっと。なんか、そんな楽しい話しが多かったと思うのです。そんな話しをとおしてA子さんの顔が輝いて、明るく強くなっていくのがとても楽しみでした。話しやすい話題から入って、だんだん自分の言いたいことが言えたり、したいことができたりするA子さんに導いてあげられたらと願っていました。

あのころたしかイギリスの元皇太子妃「ダイアナ」さんが亡くなられたんすよね。学校の先生が「あんなきれいな人が、」という発言になんか違和感(反発)を感じた、という話しをA子さんがしていましたね。覚えていますか? ダイアナ元妃のすばらしいところは、美しい人というだけでなく、貧しい子どもたちを救う活動に参加したり、地雷撤去の運動に積極的にかかわったりしたところですよね。私もA子さんの気持ちに共感していました。

最後のほうではいろいろ自分の意見をまとめて、学校の校長先生に会いに行ったA子さん。その後の面接で、『直接校長先生や教頭先生に、しっかりと言いたいことが言えました』と、お母様からお聞きしたのを覚えています。「A子さんは勇気ある人だな」と感心していました。

たしか夏のキャンプは、A子さんがいつも楽しみにして参加していましたね。そのキャンプにこんどはリーダーとして参加するという。きっと小・中学生の人たちに、多くの楽しい思い出を作ってあげられることでしょう。

頑張って、楽しみながら自分の人生を築いていってください。またお便りください。末筆になりましたがお母様によろしくお伝えください。

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福田 俊一(所長、精神科医)
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