S.S.ケース(中学一年・男子)|感想・お便り

感想・お便り
S.S.ケース(中学一年・男子)

中学1年生の不登校(S.S.ケース)

初診

2001年12月。終了:2002年9月。登校開始:2002年1月下旬(放課後登校)。安定登校:2002年4月(新学期)より。以降、ご家族の要望により一ヶ月に一回のフォローアップ面接を継続。二学期に入っても元気に登校。ご両親も「今どんなことを気にしているか、どんなことに腹をたてているか、何でもしゃべってくれるので助かります。本当に元気になりました」と安心されて終了。

家族構成

父親、母親、弟(小学生)の4人家族。

来所者

母親と本人が毎回来所し、3回に一回は家族全員で参加。

初診時の様子

学校を休みはじめて2週間で電話問い合わせ。11月、朝になると「頭痛・腹痛」を訴え、その翌週には不登校に。学校を休むことが決まると次第に元気な顔つきになり、日中はTVゲームをしたりマンガ本を読んで過ごす。放課後は近所の親しい友だちが来てくれ、一緒にTVゲームをしている。勉強は全くしていない。頭痛や腹痛を訴え始めた頃、学校での音楽会を目前に控えていた。

面接経過

不登校の初期段階は「お腹が痛いなら病院でみてもらいなさい」「ゲームする元気があるなら勉強しなさい」「家の用事を手伝いなさい」など、本人を動かそうと積極的に声かけをする。一方の本人は小声でブツブツ反論していたが、母親のパワーにはかなわず、しぶしぶゲームをあきらめたり、用事を手伝ったりしていた。本人の性格や親子の会話パターンがわかったカウンセラーは、母親に「聞き役」をアドバイス(第三回面接)。「このブツブツをもっと伸ばして下さい。声が大きくなったり、存分に反論してお母さんを言い負かすぐらいに!」。母親は最初意外そうではあったものの、カウンセラーの説明を聞いて納得。さっそくブツブツを伸ばす作戦が始まった。案の定、本人はブツブツ言いながらも今まで以上に用事を手伝うようになり、教科書や問題集を開くようになってきた。勉強をやり始めてからは、担任の先生がプリントの採点をして下さったり、頻繁に家庭訪問をして下さるようになり、先生と親をまじえて放課後登校の話ができるようになってきた。また、この頃には本人の口がいっそう軽くなっており、不平不満や雑談などが親子で頻繁にかわせるようになっていた。

中学一年生の不登校のケース

  • 1月、放課後登校に際し、「本当に誰もいない?」「行ったらすぐに帰ってもいいの?」など、自分の気にしていること(不安)も飛び出すようになっていた(1月)。
  • 2月になると、放課後登校や家庭訪問などで、ほぼ毎日担任の先生と会話できるようになっていた。クラスの様子も先生を通じて本人の耳に届いており、他に気になることがあれば気軽に質問できるようになっていた。
  • 2月下旬より、放課後登校につづき、別室登校を開始。一日1~2時間と時間を決めて登校するようになり、時間の空いている先生が個別に教科指導をして下さったり、休み時間には一部のクラスメートが本人に会いにやってくるように。
  • 3月上旬には得意な科目だけを選んで教室に入れるようになり、別室と教室を行ったり来たりするようになる。終業式間際には4時間続けて登校できるようになる。
  • 中2の新学期。始業式の前夜には「今度はどんな先生だろー」「○○君と一緒のクラスかなー」「明日はちゃんと起きれるかなー」など、気になること(不安)をうるさいほど母親に訴えた。始業式当日、わずかにブツブツ言いながらも迎えにきてくれた友だちを待たせることなく出発。以後、一学期を皆勤賞で登校。本人は毎日のように学校での出来事を母親に報告し、不安な気持ちがあれば夜のうちにしっかりと話せるようになっている。2学期も新学年と同じようなスタートをきり、一週間、二週間と順調にすぎていった。
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担当カウンセラー:小川和夫

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 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

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