夏休みに向けてダイエットをされた経験のある方は多いことでしょう。
もともとポッチャリ体型だったある女子高生のお話です。
彼女は、学校の先生や親戚のおじさんから「丸くて可愛いね」と言われる度に内心傷ついていましたが、その場の空気を悪くしてはダメだと思い、笑顔で対応していました。
同じ仲良しグループの子達が細身だったのも気になっており、彼女は夏休みに向けてダイエットをすることにしました。インターネットでカロリーを調べて、食べて大丈夫と自分で判断したものだけ食べるということを始めると面白いようにドンドン体重が減っていきました。心配するお母さんをよそに、彼女は体重計に乗る度に気分はルンルンです。
やせ細っていく娘に心配したお母さんは、気乗りしない彼女をなんとか説得して病院に連れて行きました。先生は一生懸命説得して下さいましたが、「なによあの先生、上から目線でえらそうに」「食べろ食べろばっかり言って」と不満そうな顔つきで「2度と病院には行かない」と言ったそうです。
淀屋橋心理療法センターでは、このケースと似たようなご相談が少なくありません。
その後、お母さんは必死になって情報を探しました。その間にも娘さんはドンドン細くなっていきます。そんな時に、当センターのことをインターネットで見つけられたそうです。遠方且つお仕事をされているお母さんは、まず当センターの摂食障害の本である「母と子で克服できる摂食障害」と「克服できる過食症・拒食症」を読んでみることにしたそうです。
そして当センター摂食障害専門外来に来所を決められたそうです。
スタッフSK
2014年7月29日
