B太君(小4)は公の相談機関で発達障害(アスペルガー症候群)と言われたそうです。
興味の無い勉強は一切覚えようとしないし、クラスでは友達からも浮いてしまうし、からかわれる対象になり、いじめがどんどんひどくなっていました。
公の相談機関では「B太君が生きやすい環境を作ってあげましょう」と言われ、お母さんは努力をされていましたが疲れるだけでなかなか上手くいかなかったそうです。淀屋橋心理療法センターでは「B太君の持ち味を伸ばして、自分で人生を開拓していく力を付けていこう」という方針でカウンセリングを重ねてきました。
あれから一年。B太君は相変わらず勉強はしませんが、大好きなスイミングスクールや家庭では生き生きと過ごしています。萎縮しながら学校に登校していた頃とは見違えるほどの目の輝き、彼なりの考えの深さに驚かされます。その顔を見て「もう大丈夫だな」と我々も安堵の気持ちで一杯になりました。
初めて相談に来られた時は疲労困憊で、先の不安にそれは暗い表情のお母さんだったのが「B太の日々の成長を楽しめるようになってきました」とB太君に負けないくらいの明るい笑顔でおっしゃいました。
スタッフU
2010年5月28日
