摂食障害・拒食症の相談症例比較 危機的な低体重
今年は摂食障害・拒食症の相談が際立って多い年になりました。その為か多くの症例を比較する機会に恵まれました。
やはり一番ドラマチックな治療法は、拒食症のご本人が自分の生き方に気がつき、自分を語り始める。その中でどんどん治っていくというものです。他の多くのケースも本来の自分というものに気づき、ぐんぐんその芽を伸ばしていく中で、危機的な体重(低体重)が自然に戻っていくというものでした。
この方法はご本人に食べる事を無理に強いる事無く、過食になる割合も少なかったように思いました。来年も摂食障害(過食症拒食症)の相談に、さらに工夫を重ね、良い成果を出せるよう頑張ります。
淀屋橋心理療法センターと連携して頂いた医療機関の先生方にも厚く御礼を申し上げます。
淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長・精神科医・心療内科医・児童精神科医)
2014年12月25日
