いじめとカウンセリング
最近、いじめのニュースがさかんにとりあげられています。10年程前にも同じように、いじめの問題が社会的にとりあげられた時期がありました。
実は我々も、いじめをテーマに、カウンセリングによる解決法を書いた本を出版しているのです。
本の題名は『家族の心理療法』です。『いじめの心理療法』にしたかったのですが、色々な事情により『家族の心理療法』になっています。「『いじめの心理療法』にしておけば良かった」と、共著の増井と共にいつも言っています。
いじめの問題は、善悪だけで単純に考えるだけではなかなか解決しにくい問題です。いじめられている本人が傷つくのを最小限にくい止めるため、周りの人達や本人は、自分達のために、又相手に対して、どうする道があるのか。症例を通じて詳しく書いています。
淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長、精神科医)
