「奇跡が起きました。本当に福田先生がおっしゃっていた通りでした。ありがとうございます。」とお母さん。
「Y輔がずっとあこがれていたk高校に合格したんです。担任からは『内申点は100点も足りないし当日全教科満点取るくらいでないと無理』と絶望的な事を言われていたんです。でもY輔はめげずに果敢に勝負しました。
まさか合格するなんて奇跡です。合格通知を握りしめ駅から全速力で帰ってきて、『受かってたー!』って玄関に飛び込んできました。私は何だか信じられなくて。
翌日約束していた携帯電話を買いに行ったんです。お店の人に『暗証番号は何にしますか?』と聞かれ、いつもはシャイでぼそぼそと小声でしゃべるY輔が、さっと顔を上げ間髪入れず『1051で』と大きな声で答えたんです。はい、受験番号です。この数字はこの子の一生の宝物なんだなと思うと横で聞いていてじーんときました。」
淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長、精神科医)
