万策つきたとき、あなたならどうします?[親編]

淀屋橋心理療法センターを訪れるのは、ほとんどが人生のピンチを抱えた人たちとその家族です。たとえば親の声をあげてみますと

  • 不登校がもう半年以上も続いています。「見守りましょう」「本人にまかせて」のアドバイスだけではどうしようもないことはわかっているのですが。親として何をしたらいいか、具体的に教えてくれる所はないでしょうか。
  • 家庭内暴力がひどくて困っています。ちょっとした言葉じりで突然に怒りだして、部屋中むちゃくちゃ。精神科へも相談に行ったんですけど。このごろは親にも暴力をふるいだしています。もう恐くて恐くて。
  • 主人が出社拒否なんです。「うつ」といわれて薬をのんでるんですけど、いっこうによくならなくて。もう二年になるし、これ以上会社はやすめないし。「なんとかしなくては」とあせるんですけど、薬だけしかでないしね。
  • 娘が過食なんです。食べて食べて。止めてもききません。内科はもちろん産婦人科から精神科、心療内科と、あらゆるところへ連れていってみましたけど良くなりません。もう五年になるし、家族も疲れはてました。

専門家にかかってもよくならない。こんな時ほんとうにどうしていいか途方にくれてしまいますね。上記の症状は淀屋橋心理療法センターを訪れる人たちのほんの一例です。こうした人たちが適切かつ具体的なアドバイスを得て、確実に治癒されています。

家族療法なら解決できます

淀屋橋心理療法センターでは「家族療法」を中心にカウンセリングを行っています。本人とその家族のひとたちに、具体的なアドバイスをお出ししながらすすめてゆきます。セラピスト(治療者)はときには家族の一員となり、ときには本人や家族の水先案内人となって小さな良い変化を起こしていきます。

セラピストの問題点を見極める観察力と治る道筋を立てていく洞察力は、どんな難題でも解決可能といっても言い過ぎではありません。でもそれには次にのべる条件が必要です。

解決を導き出すために必要な条件とは

複雑な家族の問題を解決することは容易なことではありません。カウンセリングは勝負です。それくらい真剣な気もちで取り組まないと失敗するということです。勝者になる条件はそんなに難しいことではありません。身近なことや心構えで可能になります。

  • 条件1:解決に一生懸命になれること。必死の気もちが一番です。
  • 条件2:子どものなにげない毎日のできごとに関心がもてること。
  • 条件3:子どもの小さな良い変化に気づき、それを喜べる親であること。

この三つの条件があれば、あとはセラピストがそのつど適切なアドバイスをさしあげていきます。

2019.04.17  著者:福田俊一

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