福田所長、関西テレビに出演「摂食障害(過食症・拒食症)、ダイエットからはまる若い女性たち」

ダイエットをきっかけにして、摂食障害(拒食症・過食症)にはまっていく女性が多いという状況を、関西テレビF-CUBE「ザ・プレミア」の番組がとりあげました。ディレクターの山本さんが、当センターに取材にこられました。

『きれいになりたいという願望からはじめるダイエットだが、なぜはまっていくのか?』というインタビューに、当センターの福田所長が答えています。

取材内容は、3月15日関西テレビで午後4時25分から放映されました。内容をまとめてお伝えしましょう。

摂食障害、ダイエットにはまる女性たち。

Q:山本氏、A:福田所長

Q:若い女性がダイエットをして拒食症・過食症になるということですが、実際はどうなんでしょうか?

A:ダイエットブームですから、来られる数も急激にふえていますね。ただ拒食症・過食症にかかる人は、はまる人たちです。みなさんがそうなるんじゃないんです。

Q:はまるというのは、どういう人が?

A:子どものころは気づかいができて、しっかり努力して、みんなに良い子だと評価されている人が多いですね。思春期になると、今までとはちがう本来の自分が首をもたげてきます。しかしまだ自分では気づいていません。

Q:そういうときの女性の心理状態はどんなんでしょうか?

A:とにかくやせ願望が強い。「やせることでしか自分の存在価値がないんだ」というくらい強い思いこみがあります。「これを食べたら100g太るということが、人生で一番重要なことだ」という思いこみです。

Q:「食べる、吐く」ということは、罪悪感がでてくるというふうに聞きましたが?

A:ちょっとでも太るという自分がいや。太るのがいやなのに、食べるという誘惑に負けてしまった自分がいや。きちっとした価値観を持っている子が多いですから、そんな自分がいやでたまらない心境です。また気づかいの多い子ですから、親に心配をかける、それがいや。そんな気持ちから罪悪感を感じたりするんだと思います。

Q:ダイエットして、痩せやせたい。でも食べたい。食べると太るのがいやで、吐いてしまう。こんな心境ですか?

A:やせ願望が強いので、ずーと食欲を抑えていますが、どこかでワッとでてくるんです。本能に負けてしまう。太りたくない、でも食べたい。翌日ワッとたべてしまう。吐く、やせる。こんな繰り返しが続いているという感じです。ストレスがかかると食べてしまうという、ストレス解消法になっていたりもします。しかし根っこは「太りたくない。やせていたい」という気持ちがあります。

Q:隠れて食べるというのは?

A:親への気づかいが大きいですから「問題を大きくしたくない、心配させたくない」という気持ちから自分の部屋でこっそり食べたりします。また見られて「これは大変。なんとかしないとだめじゃないの」と、つっこまれるのがいやという気持ちもあります。

Q:新興宗教にのめりこむみたいにダイエットにのめりこんでしまう、というのはありますか?

A:もやもやしていたけれど、自分が打ち込めるものがみつかったという感じ。たしかに生きてるという充実感、さわやかな人生感があります。ダイエットすることで、親との関係もかわります。今まで食べなかったのに「お母さんが心配するなら食べるわ」と言いながら、かげで食べ物をすてたり。ごまかしつつ自分のやり方をつらぬいているという壮快感があります。今までこんなことはなかった、とても新鮮。つらぬくという快感、密かな快感はとても大きいでしょう。「こういう生き方が自分は好きだったんだな」と、自分なりに目覚めた心境になったりして。

Q:いまの若い人たちが、気軽にダイエットに走るというのをどう思われますか?

A:まあ、文化でしょうね。とくに文明国、豊かな国ほどダイエットが重要な意味をもっています。食べることを拒否することで、私は自己主張しよう。やせてるのが美しいという風潮もあと押ししています。そこへはまっていく人もいるでしょう。なかでもとくにはまりやすい人がいます。

Q:とくにはまりやすい人というのは、やる気がある人というふうにとられませんか?

A:たしかにそうとも言えるでしょう。が、本質的にはまだほんとうの自分の道が見つかっていないので、何かを求めてさまよっている人たちです。どう自分を表現していいかわからない、なにに自分の生きがいを求めていいかわからない人たちです。

Q:さいごに若い人たちに対してのアドバイスをいただけますでしょうか?

A:そうですね、ダイエットもやってみたらいいと思いますけど、「みょうにはまるなー」というときは要注意です。やばい!と感じたら、誰かに相談してみることをすすめます。とくに小さいころからまわりのことにすごく気がつく性格だとか、だれとでも友達になれるという人は、どこか無理をしていることが多いですね。ふだんの生活に息苦しさを感じたら、待てよ、と立ち止まってみたほうがいいでしょう。よく気をつけたほうがいいですね。

山本氏:先生、どうもありがとうございました。

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