非行の子が「クラス替え」をきっかけに不登校に!

遅刻や早退、中抜けなどを繰り返しながらも休まず登校している非行の子。そんな非行の子が不登校になりやすいのが4月から5月。いわゆる「新学期でクラス替え・クラス分け」の時期なのです。

長期不登校の子ならば、なんとか再登校させようと学校側(先生方)の協力が得られ、仲の良い子と同じクラスになれるよう配慮してもらえる場合があります。一方、非行や不良傾向の子にとっては、不登校の子とは対照的に真逆の配慮を施されることがよくあります。

中学2年から3年に、高校1年から2年に、といったように新学年に「進級」する際、それまでの生徒たちの様子を担任の先生達は一年を通してみてきています。そして、職員会議で新学年のクラス分けが話し合われます。

非行の生徒の目線でみれば「またアイツと一緒のクラスだったら面白いなー」と願望するのは当たり前。一方、教師目線でみると「アイツとアイツが一緒のクラスになるとやっかいだなー」という懸念が・・。授業妨害、居眠り、中抜け(=エスケープ)する子などは真っ先に「クラス分け」の対象にあげられるでしょう。しかも、そんな子たちが何人もいたら・・、群集心理・集団心理が働き収拾がつかなくなって学級崩壊に至るクラスも・・。

そんな時、学校側にとって「授業妨害をする不良・非行傾向の子を別々のクラスにする」が手っ取り早い方法の一つでしょう。私どものカウンセリングでも、たとえば同じクラスに5人の非行・不良傾向の子がいた場合、学年の変わり目で見事に5人バラバラのクラスになったという事例をよくききます。ただし、これらの策はあくまで非行や不良の子の「授業妨害」の防止策であって、その子が「不登校」になるかどうかまでは配慮されていません。

非行傾向の子が「ぼっち(=ひとりぼっち)」を口にするようになると、親にとっても子にとっても最悪の状況の一歩手前である場合も。この「ぼっち」状態が長くつづくと「非行だけ」の子が「非行+不登校」に発展してしまうこともあるのです。

非行傾向の子のご相談はこれからの時期と夏休み明けの時期が多くなります。特に非行傾向の子は「さびしがり屋」の子が多く、親や教師が早めにサポートしてやらないと、クラスで孤立しているさびしさを家庭外や学校外(他の学校の不良仲間や非行の先輩たち)で紛らわせるようになることもよくあります。

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