特性1:「頼まれると断れず、周りを優先させる面倒見のよさ」

真美(高2、過食歴1年)のカウンセリング治療から

真美さんは高一のときに過食症を発症してほぼ一年になります。以前から人の話によく耳をかたむけるほうで、友人の話を聞いてあげていました。それがいつの間にか悩み相談を引き受けるようになって。「ねー、真美、困ってることあるんだけど聞いてくれない」と言ってこられると、真美は断ることができません。「ほんとうはしんどいんだけどな」とか「えー、今日は都合わるいんだ」と思っていても、いつでも「え、どうしたの?うんいいわよ」と引き受けてしまいます。

「断ったら相手がいやな思いをするかもしれない」と思うと、真美さん特有の気づかいが優先して「ノー」が言えなくなります。また「断ってきらわれたらどうしよう」という恐れの気持ちもどこかにあります。やがて友人たちのあいだで「真美は歩く悩み相談室やね」などと、揶揄されているような信頼されているような呼ばれ方をされるようになりました。

摂食障害(過食症・拒食症)の人は、自分でも症状に苦しんでしんどい思いをしている人がほとんどです。元気そうにみえていても「いつ過食衝動にとらわれるかもしれない」という緊張感でびくびくしています。それでも友人の頼みを優先させ面倒をみてあげることが多く、人気者だったり頼られている人が意外に多くいます。

シリーズ記事

2013.01.25

1.特性1:「頼まれると断れず、周りを優先させる面倒見のよさ」

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2013.05.01

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「もうダメです。仕事つづけられません」 過食症が良くなってみごと社会復帰を果たした舞子さん。就職先は幼稚園の先生。まだ見習いで先輩先生の補助的な仕事をしているとのことです。子どもが好きと言っていただけに、カウンセラーは「 […]

2013.05.20

5.特性5:「ガンコな子はだめ、きらわれるよ!」って言われても変えられない。これが私の特性だもの

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2018.05.22

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