性格・行動関連編:吃音

『吃音』(別冊PHPより)

小さい子は焦ってしゃべろうとするので吃音になりがちです。それは落ちついてゆっくりしゃべれば解決 することですので、案外治りやすいものです。「あわてなくていいからね」と言ってやったり、会話の雰囲気 をやわらかな落ち着いたものに変えることで、自然に治ってしまうケースがたくさんあります。

ところが中学生以降になると、吃音は非常に治りにくくなります。その理由として、おそらく吃音が 「長期化」すると,コンプレックスから吃音を避けるしゃべり方を覚えるからだと考えられます。

たとえば「ですよね」という話し方が吃音を生む場合、「ですよね」を巧みに避けて、違う言い回しで しゃべる習慣がつきます。つまり、非常に難しい思考コースをとって、しゃべっているわけです。普通に リラックスして話すこととは、ほど遠いしゃべり方のパターンを身につけていくので、吃音が改善されず、 ますます潜行してしまうわけです。

おとなになれば吃音を恥ずかしいとは思わず、明るく生きようという人が多くなります。吃音の人たちは、 概して積極的で、しゃべるのが大好きな人が多いようです。ですから、吃音にこだわりをもたなくなったら、 非常に明るく、どんどん会話を楽しむのが、そうした人たちの特徴にもなっています。

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