嫁・姑関連編:性格の衝突

「もうガマンできません。なんでお義母さんは、あそこまで反対ばっかり言われるんか」。

幼稚園に通う男の子を連れたお母さんの第一声です。聞くと、孫に関することは、なにからなにまで口をはさんでこられるようです。「おもちゃの片づけなんかに、目くじらたてることないやないの」「食べ残したら、あんたが食べてやったらえんや」「家の中で遊びたいゆうてるのに、むりに外へいかさんでも」・・・。

「小さい頃にこそ、きちんとしたしつけをしなくては」と、お母さんはあせります。でもお母さんがちょっと声をあらげると、子どもは「やーだよ」といって、おばあちゃんのとこへ逃げていくようになりました。「お義母さんのせいで、この子のしつけは台無しやないの。どうしてくれるの」と、お母さんのイライラは止まりません。

『性格の衝突』(別冊PHPより)

家事、育児、時間の配分、近所づきあいなど、いろいろな場面や状況で「性格の衝突」は、表面化します。

「同じような性格の人同士」、「しきりたい人同士」、「しきりたい人と自分を抑える人」、「大ざっぱな人と几帳面な人」というような「性格の衝突」がよく起こります。しきりたい人と自分を抑える人との組み合わせでは、自分を抑える人が心と体を崩しがちです。大ざっぱな人と几帳面な人では、几帳面な人にしわ寄せが行きますから、几帳面な人はイライラします。これらは、お互いに話し合える関係さえあれば、話し合いのなかで解決していけるのですが、互いの「性格」を多大なエネルギーをかけて何とかしなければ、というほどのことでもないので、つい中途半端なままで放置されがちになります。ですから、イライラが解消されないまま残るのです。

「性格」の違う者同士がうまくいくためのコツは、「相手が察してくれるということは、まずない」ということを知っておくことです。自分と同じように考えるはずだと思うと、「違い」感が強調されてイライラするからです。「わかりあえる仲だ」とか、「もう十年も一緒なんだから」という安易な気持ちは捨てたほうがいいでしょう。一歩下がって客観的に見ることも、頭を冷やすのに役立ちます。「自分」をはっきり表現することも大事です。

そして「自分」のことをよく知っておくこと。何を望んでいるのか、不満のなかで何が一番大きな問題なのか、どうなればハッピーを感じられるのか、などを知った上で相手にしっかり伝える方法を考えるのです。

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