夏休みの「非行」対策<不登校防止>

友人関係や進路の問題等でいきづまった場合、大きくペースを乱すのが「夏休み」です。「さびしがり屋」の子にとって、毎日の学校生活から解放され時間があいてきた時が要注意なのです。学校に行く必要もない、かといって今の生活に満足しているわけでもないし、熱中してとりくめるものも無い・・・、おまけに家で「勉強、勉強」とうるさく言われているほど「現実逃避」に拍車がかかってしまいます。

【ここで一言】
夏休みに非行に走る子は、「さびしがり屋」の性格と「現実逃避」が大きなキーワードになります。

夏休みに非行に走る子は、「さびしがり屋」の性格と「現実逃避」が大きなキーワード。

中学生や高校生といえどもまだまだ発達途上。「自立心」も「現実に向き合う力」も十分には備わっていないもの。中学三年生、高校三年生ならさらに「進路問題」が絡んできます。私どもがお手伝いする非行タイプの多くは「プレッシャーに弱い子」で「怖がり=小心者」が多く、そのくせ親や教師の前で「強がってしまう」のが特徴的です。「進学に向けてがんばれ」「一学期の遅れをとりもどせ」とプレッシャーをかけられるほどに「逃げたい」という衝動にかられます。

【ここで一言】
進学にむけて勉強するのは当たり前。親としても放任するわけにはいきません。ここでのポイントは「いきづまった時・悩んでいる時」に「強がってしまう」ことなのです。

ポイントは「いきづまった時・悩んでいる時」に「強がってしまう」こと。

いったん夜遊びをおぼえたり、不良の子とつきあいはじめると対応の方もいっそう骨が折れます。放っておくと茶髪(金髪)、ピアス(タトゥーも)、タバコ(喫煙)、オール(オールナイトで遊ぶ)・・二学期には怠学、不登校、停学(退学)と心配の種は尽きません。

彼らは元々「連帯感・仲間意識」が非常に強く、かつ、皆が同じような悩みをかかえている場合が多いものです。「家族はわかってくれないけど、ここにいる仲間はわかってくれる」「仲間と一緒にいればイヤなことを忘れられる」わけです。おまけに、非行に走りやすい子は意外と「義理・人情」に厚い子が多く、何かで世話になったり本人の仲間入りを歓迎してもらえると簡単には抜けられなくなります。

【ここで一言】
非行に走っている我が子を叱る場合、反省をうながそうと「あんなバカな連中と遊ぶな」「あいつらとお前は違うんだぞ」という表現を使うことがあります。ところが当の本人は、親の思惑に反して「大事な仲間をけなされた」「そんな仲間をつきあっている自分を否定されている」ととらえがちです。言葉選びには注意が必要です。

言葉選びには注意が必要。

夏休みに非行に走らせないようにするには、日ごろの「親子関係」や「我が子の観察」が重要です。思春期に入ると「親子の会話が減る」「反発心が増える」と言われます。確かに「成長段階」としては「自立」に向かう時期ですし、順調にいっているうちは「干渉」や「話し合い」を嫌うかもしれません。ところが、何かでつまずき、それが自力で解決できなかったり、相談できる友人がいない場合、「親の協力」が必要となってくるのです。「友人関係でいきづまった」「受験のことが不安でたまらない」、でも「思春期だから素直に相談できない」・・・ここを対応の工夫でのりきるのです。

【ここで一言】
当センターのカウンセリングの場合、対応の工夫や言葉かけの工夫がうまくいくと、1~2カ月ぐらいで手応えが感じられるほど、子どもさんの態度や口数に変化があらわれます。

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