下宿での新生活

4月から東京の大学に通うため新生活を始めることになった息子さんの相談です。地元の兵庫県の高校を中退し通信制の高校に編入したのち第一希望の東京の大学に合格されました。高校時代はひきこもり気味で友人とも疎遠になっていました。家庭内暴力対人恐怖症もあり、親御さんは熱心に淀屋橋心理療法センターに相談に通われていました。親御さんの真剣な対応と息子さんを思う気持ちが通じ、こじれていた親子関係も風通しの良いものになってきました。ご本人は良い思い出のない地元を離れ新天地で自分の事を誰も知らない環境での新生活に不安もありますが人生の仕切り直しにかける思いも強いようです。

一方親御さんは慣れない生活でまたひきこもってしまわないか心配されています。頻繁に連絡を入れることはうるさがられ逆効果になりかねないし、かといって知らん顔をしてもし手遅れになってしまうような事態になったら大変だしと心配は尽きません。親はいつまでたっても子どものことが気にかかるものです。心配の先取りはいけないとわかっていても親御さんとしては安心材料もほしいものです。

親御さんには大学生になられたところでカウンセリングは卒業と告げたのですが「新生活が安定し息子に任せておいて大丈夫と思えるまで引き続きカウンセリングに通いたい」とご両親はおっしゃっています。

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