【不登校】暴言・暴力を伴う子のカウンセリング

当センターでは、親に対して暴言を吐いたり、時には親に暴力を振るう子の不登校もお手伝いしています。程度のひどい場合は「どこかに入院させた方がいいんでしょうか」「精神が異常だと思います」と、カウンセリングで解決するのは不可能だろうと半ばあきらめた感じで来所される親御さんもいらっしゃいます。

当センターのカウンセリングで重要視するのは、親御さんのやる気・根気、それに親子の会話(対話)の余地があるかどうかです。もちろん、必要に応じて薬を併用しながらカウンセリングをすすめていく場合もあります。

現状では会話が少ない場合でも、親御さんからの声のかけ方や、返事の仕方などを工夫することによって、会話が少しずつでも増えてくれば解決の「脈あり」です。たとえ暴言であっても、最後まで言い切ってスッキリする+言った後の親子の関係が気まずくならないよう工夫ができるならば「良し」です。

ところが、暴力や暴言が慢性化している親子の関係を細かくみていくと、悪化しだす前から発言量自体が少ない子が意外と多いのです。小さなころからブツブツうるさい子ではなく、手のかからないおとなしい子や、おっとりした子が多いのです。その一方で、親御さんの持ち味が子どもさんと対照的な場合もあり、もともと相性が噛み合ないということもあります。

当センター独自の家族療法では、「暴言・暴力だからどうする」という話だけでなく、このような子どもさんの元々の持ち味を分析したり、親子の持ち味の違いに注目するなど、様々な角度からカウンセリングを進めています。

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