【不登校】親子で再登校の話をする時は「親の目をみて、きちんとした態度」で話すべき?

世間一般に、大事な話をする時はいくら親子の間といえども「相手(親)の目をみて話すべき」「静かな雰囲気で姿勢を正して話を聴くべき」とお考えの親御さんは多いでしょう。もちろん、それが伝統的な「常識」なのです。確かに、子どもが会話・対話に素直に応じれば実に理想的な話し方といえるでしょう。しかし、相手が中学生や高校生といった思春期反抗期の子となれば、そう簡単にはいかないようです。

「今日は大事な話をするからな」と予告したり、「ちょっとこっちにおいで(きなさい)」というだけで、子どもさんのガードは一気に高まります。すぐさま部屋にひきこもってしまう子や、「うっとしいなー!」と、いつも以上に反発したり、中には部屋にバリケードまでして何日もひきこもってしまう子も・・。このような会話・対話の進め方は子どもに避けられやすい(現実逃避されやすい)というのが実情のようです。

一方、何かのきっかけでなんとか再登校の話ができそうな状況ができたとしても、そう簡単に話は進みません。スマホをいじりながらであったり、ゲームをしながら話をしようとする子もいるのです。「お前にとって大事な話をしようとしているのにスマホやゲームをしながらとは言語道断!」。結局、不登校・再登校の話がスムーズに進むことがなく、いつも話はもの別れ・・。やがて、親御さんの中に、「どうせ話をしても反発するだけだし」「スマホやゲームをしながらいい加減に話をしても意味がない!」という気持ちが頭をよぎり、次第に大事な話ができなくなってしまう(避けてしまう・諦めてしまう)場合も少なくないようです。

親子の関係が気まずくなってしまった場合、再登校の話をするには一体どんな方法があるのでしょう?。淀屋橋心理療法センターでは、意外と「世間の常識」に逆行した対応をお勧めする場合がよくあります。決して常識を否定するわけではありませんが、相手(子)は立派な「反抗期」の子。残念ながら、反抗期の子には「正攻法」が通用しない場合が多いといわざるを得ません。

「ラーメンでも食べにいって、隣同士に並んでやった方が話しやすいかな」「スマホやゲームをしながらでも、話を聴いて、ちゃんと返事をするなら大目にみてやるか」・・。このような一般常識に反するような対応が功を奏する場合が意外とあるのです。

もちろん、当センターではこのような対応を全ての皆さんに強制しているわけではありません。親御さんが「腹は立つものの、確かにうちの子に合ってそうだ」と、納得していただけた場合に取り入れていただくようにしています。

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