【不登校】再登校を手ばなしで喜ばないで!

わが子の不登校に悩んでいる親御さんの最大の目標は「再登校」です。「そのためなら何でもできる!」と、強い意気込みの親御さんはたくさんおられます。

それでは、苦労のすえ再登校が実現してからはどうでしょう。やっと肩の荷がおりたと「一安心」の親御さん、すぐに次の目標(勉強の遅れなど)に目が向いてしまう親御さん、言いたいことを我慢してきたから「これからは言わしてもらうわよー」と意見をずばずば言いはじめる親御さん・・・。

一方、当の子どもさんはどんな心境なのでしょうか。【不登校】→【再登校】は、これまでは「イメージ」でしかなかった学校生活が「現実」になったわけです。すべての問題や悩みごとを克服した子ならまだしも、たいていの子は「勉強の遅れ」「友達との関係づくり」「体力のおとろえ」といった「現実の問題」に直面するのです。また、不登校中のイメージの中では思いつかなかったハプニングに出くわすこともあり、再登校してからの方がストレスが増えているかもしれません。

 再登校を喜ぶ一方で、「毎日どんな思いをしながら登校しているんだろう」「少しずつでも慣れていってるのかな」など、ぜひ「子どもさん目線」を持ちつづけてあげて下さい。

(2008.02.02)

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