【不登校】「お母さんとは違うねん!」と訴える子

早い子なら小学校高学年、遅くとも中学生・高校生になってくると、自分なりの「考え方」や「感性」を大事にしたがるようになります。不登校の子も同様といいますか、むしろ、不登校の子の方が普通に登校している子以上に自分の考えや感性を大事にしていると言っても過言ではありません。

この「自分なりの考え・感性」の問題は、親子の間でもよく起こります。なんとかテストだけは頑張って受けた子の場合、親御さんは親心から「何点でもいいやん、受けられたんだから」と言いがちに。しかし、不登校気味の子はそう言われて喜ぶというよりは「英語はもっと点数とれるはずだったのに!」と悔しがる場合が。他にも、久しぶりに登校しようと思った日の朝起きが数分遅れてしまった場合。親御さんは「いいやん、いまからでも間に合うよー」とか「遅刻してもいいやん」と言いがちになるのでは。こんな時に親に対して反発心を口にする子は意外と多いのです。

「テストを受けるからには○○点以上は取りたい」「登校するなら余裕をもって朝からちゃんと行きたい」と考える不登校気味の子。一方の親御さんは、少しでも子どもの気持ちを楽にしてやろう・負担を軽くしてやろうという思いから、「○○でいいやん」と子どもの目標のハードルを少しでも下げてやろうと頑張られます。しかし、こんな時ほど親子の間に微妙な考え方のズレが生じ、「お母さんとは違うねん!」という結果になる場合が往々にしてあるのです。

これこそ「親心」が一番報われない時でしょうし、不登校の子も気分を害して「登校するつもりだったのに行けず」という結果になりやすいのです。不登校のカウンセリングでは、子どもさんの訴える「お母さんとは違うねん」という気持ちを親御さんに理解していただけるよう、親子の性格(性格・感性)の違いや、不登校の子の独特の個性などを納得していただくようにしています。

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