【不登校・非行】カウンセリングでは難しい専門用語は使いません

当センターに不登校や非行などの相談で来所される前に、他のクリニックや専門機関などで心理テストを受けたり、カウンセリングを受けておられる方も意外と多く見受けられます。当センターに来所された際には、既に受けられた心理テストの結果やカウンセリングでのアドバイスの内容などをお教え下さるのはとても参考になって有り難いです。

ただ、親御さんが主役になって頑張っていただく当センターの方針からすると、これまでの心理テストの結果や、カウンセリングで受けられたアドバイスの内容に十分に納得しておられない親御さんが意外と多いことに驚かされます。もちろん、「見守りましょう・様子をみましょう」と、アドバイス自体を出してくれないカウンセリングは問題外です。

しかし、なぜ貴重な時間をさかれたのに十分に納得しておられないのでしょうか。私どもでカウンセリングを進める中でわかってきたことですが、他の所では、どうやら心理学の専門的な用語や横文字で説明されることも多く、耳慣れない言葉であったり、カウンセラーの説明不足なども影響しているようです。

当センターではアドバイスをお出しする上で、大事にしていることがあります。それは「難しい専門用語を使わない」ということです。来所される親御さんのほとんどが、我が子が不登校や非行になったことだけでも戸惑ってらっしゃいます。中には重い精神疾患ではないかと気になってらっしゃる方もおられます。そんな親御さんのためにも、わかりやすい言葉をつかい、「なるほど!」と感じていただけるだけでも親御さんの不安は軽減されます。時には必要に応じて専門用語を使うこともございますが、その際は、なるべく噛み砕いて説明できるように心がけています。

また、一回あたりのカウンセリングに十分な時間を割り当てることができますので、アドバイスや質疑応答の時間も長めにお取りすることができます。さらに、対応の主役である親御さんにしっかりと理解・納得していただけないとカウンセリングそのものが意味をなしません。そのため、お出ししたアドバイスを十分に理解しておられるか、当センターの治療方針に納得していただけているかどうか等も視野に入れながらカウンセリングを進めています。

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