【非行・不登校】親の対応で夏休みの非行悪化を防止

「不登校」や「非行」の子をもつ親にとって「夏休み」とは・・・

ご両親の悩み事が「子どもの不登校」だけの場合、「夏休み」の一ヶ月間は「ちょっと一息つける時期」ですね。淀屋橋心理療法センターでも不登校のカウンセリングのご相談は、8月は減少傾向にあります。しかし、子どもさんが「不登校+非行」や「非行・不良傾向」の場合はそうはいきません。「夏休み」こそ、「一年の中でもっとも心配な時期」と言えます。非行を伴うカウンセリングのご相談は7月・8月・9月が不登校の相談と反対に、非常に多くなります。

淀屋橋心理療法センターは今年で設立30年を迎えました。設立当初から「不登校」や「非行」のカウンセリング治療に力を注ぎ、親御さんへの対応のアドバイスをお出ししてまいりました。

その中で、非行・非行傾向の子のご相談は「非行が悪化・深刻化してからカウンセリングをスタート」というケースが多く、どうしても「対応が後手に回りがち」になります。

非行が悪化してからカウンセリング治療をスタートする場合、子どもへの対応にいっそう骨が折れる上、カウンセリング治療の効果が上がるまでに時間がかかる分、非行が悪化したまま新学期を迎えてしまうこともしばしばです。9月になっても非行のカウンセリングの相談が多いのもそのためです。もちろん、「今からでも何とかしてやりたい(したい)」というお気持ちが強ければ大歓迎です。

非行のカウンセリング治療は先手必勝!

「非行」または「非行+不登校」の場合は、一日でも早くカウンセリング治療をスタートされることをお勧めします。夏休みに入る前から先手を打つことで、非行の悪化・深刻化を最小限におさえることができる上、夏休みを親子で有効理由する方法もアドバスすることができます。それは「非行の子=さびしがり屋」を利用する方法です。「夏休み=暇(ヒマ)」という気持ちが「暇→さびしい→友達と遊ぶ→まじめな子と遊ぶより不良の子と遊ぶ方が楽しい」という流れを変えるのです。

非行の子は長年のカウンセリング治療の経験の中で、一定の「非行問題が解決しやすいパターン」や「非行が悪化しやすいパターン」があることがわかっています。それは、その子の性格や非行の程度、そして、親御さんの考え方や性格などに一定のパターンがあるということです(注・当センターに非行の相談に来所された方のデータより)。それらのパターンを踏まえ、「夏休みの非行の悪化防止のために何ができるか」をカウンセリング治療の中で工夫していくのです。

非行解決のための親御さんのモチベーション

親御さんのお気持ちの中に「若いうちは多少のやんちゃ(非行・不良)は仕方ない」「『夏休みの間だけ茶髪にしたい』と言っていることだし、この子の非行の心配は夏休みだけだろう」「何を言っても反発ばかりするから、あまり関わらない方がいいんじゃないかなー」というのがおありであれば、アドバイスをお出ししても積極的に対応できなかったり、対応が後手に回ってしまい、当センターのカウンセリング治療ではお役に立てない(非行問題が解決できない)場合があります。

非行解決や非行悪化のキーワード

さびしさ・居場所・活躍の場・スキンシップ・挫折など、他の不登校の子にはみられない独特のキーワードがあります。

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