【家庭内暴力】学校は休まないが、家庭では暴言・暴力の毎日の子

子どもさんが小さな頃から反抗的だった場合でも、親の方が力が強かったり口で言い負かせているうちは、暴力といってもせいぜい物やペットに八つ当たりする程度で済む場合が多いのではないでしょうか。

ところが、子どもさんが思春期に入る小学校四年・五年生ぐらいになってくると反発心・反抗心はもとより、体格も大きく力も強くなってきます。今まではなんとか抑えられていた子も、反発や反抗がいっそう強くなり、それでも気が済まない時は母親に手をあげるようになることもあります。

身近な人に相談しても「そのうち治まるわよー」「子どもに負けてちゃダメよ!」「あなたの育て方が悪かったんじゃない?」など、意見はバラバラ・・。

当センターでは「不登校+家庭内暴力」のカウンセリングのご相談は多いのですが、「登校はちゃんとしているものの家庭の中で暴言を吐いたり、親に暴力をふるう子」のご相談も決して珍しくはありません。そんな場合、親御さんの中には「登校はちゃんとできてるんだから、担任の先生のことは信頼しているのでは」と考え、本人に内緒で学校に相談されることもあるようです。しかし、それが本人の耳に入ってしまったら大変です。「ちくったなー!!」と、いっそう家庭内暴力がひどくなるケースもしばしばです。

身近な人に相談しても意見はバラバラ、学校に相談することもできない・・、もちろんそんな時のためにカウンセリングはあるのです。とはいっても、家庭内暴力の子をカウンセリングに連れて行くのは至難の業でしょう。実は、当センター親御さんだけに来所していただき、子どもさんへの対応のアドバイスをお出しするのが中心なのです。親御さんに来所していただいた中で、家庭内暴力だけに目をやるのではなく、「どんな時に暴力に発展するのか」「こんな時は落ち着いているという『例外』はないか」、そして何より「親子の会話の流れ」を拝見することで、大抵の場合は家庭内暴力に発展してしまう「パターン」がわかってきます。

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