「普段の様子とちがう…」。そこにストレスのサインが隠されています。|子育ての悩み

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「普段の様子とちがう…」。そこにストレスのサインが隠されています。

<取材を受けました>…「edu」6月号(小学館2012)

ママの笑顔が、子供を伸ばす、きもちがラクになる子育て誌『edu』6月号(小学舘2012年)に、淀屋橋心理療法センターの取材記事が掲載されました。そのなかから抜粋してお母様方にお知らせいたします。

(福田俊一 所長・精神科医と、増井昌実家族問題研究室長が取材にお答えしました)

【普段の様子となにか違う…。そこにストレスのサインが隠れています】

現代を生きるこどもの環境にはストレスがいっぱい!?

「ストレス要因というものは、誰にでもあるものです。子どもにとってのストレスは、ある意味乗り越えなければならない、成長のために必要な課題とも言えるでしょう。けれども人によって性質や感受性が違いますので、小さなストレスを大きく感じてしまう子もいますし、それが蓄積して心や体のトラブルを引き起こしてしまうことがあるので、注意が必要です」(福田所長)

最近の傾向として、摂食障害の子どもさんの低年齢化がすすんでいると言われています。「拒食症や過食症など、以前は中学生や高校生の相談が多かったのですが、ここ数年、小学3~4年生くらいのお子さんをもつ保護者からも相談を受けるようになりました。『あれ、おかしいな』と思ったら、できるだけ早く専門家に相談されることが大切です」(増井)

「子どもは何らかの方法で、ストレスを受けていることを発信します。そのサインが出たら見逃さず、そのときに子どもと真剣に向き合うことが必要。初期段階であれば、親が話をしっかり聞くだけでも、子どもの心は落ちついてきます」(福田所長)

子どもの性格や性質をどれだけ知っていますか?

では子どもの発信する「ストレスサイン」をどのようにキャッチすればいいでしょうか?

「例をあげてお話しましょう。いつもはトントンと階段を上がり下りするのに、ドンドンと乱暴な足取りになったり、反対にまったく音を立てないで歩いたりしたら、注意をしてみてください。なぜならその子の「普段の様子」となにかちょっと違うなと感じる行動や言動にサインが隠れているからです。その違いを感じるためには、その子の普段の姿(話方のパターンやしぐさなど)や性格、体質、またどんなことに目を輝かせるかなどを知っておく必要があります」(福田所長)

「お母さん方に一日10分でもいいから子どもと会話をもつようにとアドバイスをしています。あれこれ聞くと逆効果になってしまうこともありますので、子どもの好きなタレントやテレビ番組などの雑談から始めて、聞き役に徹することを心かげてみてください」(増井)

「親が自分のストレスや愚痴を子どもに話していませんか?こうなると子どもが親のカウンセラー役になってしまい、自分の言いたいことが言えなくなってしまいます。親子の会話で大切なのは、子どもが喜怒哀楽の気持ちを素直に話すことができる信頼関係を築くことです」(福田所長)

ママにお尋ね:子どもの好み、すぐに答えられますか?

  1. 今夢中になっている遊びは?
  2. 好きな本やマンガのタイトルは?
  3. 好きな歌手やタレントの名前は?
  4. 好きなおかずは?
  5. 担任の先生のことをどう思っている?
  6. 親友の名前を知っている?

●ほとんど答えられなかった「無関心ママ」

もう少し子どもに関心を向けてみましょう。一日10分でもいいので、子どもと向き合って話す時間をもちましょう。

●だいたい答えられた「ほどほどママ」

知りすぎるでもなく、知らなさすぎるでもなく、子どもとちょうどいい距離感のようです。

●完璧に答えられた「ばっちりママ」

子どものことを知っているすばらしいママ。でも、過干渉になっていないか、ちょっと注意が必要かも。

子どもの本音をキャッチするために、心がけたい5つのポイント

1.子どもの話をよく聞いていますか?

「宿題は終わったの?」「早くしなさい」など、質問や命令ばかりで、子どもの思いを聞かずにいることはありませんか?なにげない雑談をする時間が気持ちをほぐします。子どもから話を引き出す時間ときっかけを心がけましょう。

2.家族でいっしょにご飯を食べていますか?

子どもだけでご飯を食べさせていませんか?食卓は最高のコミュニケーションの場。食卓を囲むことで子どものちょっとした変化をキャッチすることができるはずです。毎日の夕食が無理なら、朝食だけでも家族みんなでとるなど工夫と努力を惜しまずに。

3.子どもの個性や性質などを、よくわかっていますか?

もしかしたら「知ってるつもり」なのかもしれません。子どもの「いつものしぐさ」「話し方のパターン」などをマネできるくらい知っておけば、子どものちょっとした変化にもすぐに気づけるママになれます。

4.自分から見る子どもの顔だけで判断していませんか?

小学校にあがると子どもの行動範囲と世界は広がります。家庭でママに見せる顔は、ほんの一面であることを忘れずに。学校で見せる顔、友達の家での顔などを知っておくため、先生やママ友と情報交換をするようにしましょう。

5.ママ自身がストレスを抱えていませんか?

子どもにグチを言うなど、自分自身のストレスを子どもに向けて発散していませんか。また抱えているストレスを気づかれるような場面を子どもに見せていませんか。大人のストレスが子どもに影響を与えることは多いのです。ママ自身のストレス発散の仕方なども見直してみましょう。

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淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長、精神科医)
増井 昌美(家族問題研究室長)

2012年8月3日

「普段の様子とちがう…」。そこにストレスのサインが隠されています。

子育て誌『edu』6月号での取材から、いくつか抜粋して掲載しています。現代を生きるこどもの環境にはストレスがいっぱい!?子どもの性格や性質をどれだけ知っていますか?ママにお尋ね:子どもの好み、すぐに答えられますか?子どもの本音をキャッチするために、心がけたい5つのポイント。

  1. 「普段の様子とちがう…」。そこにストレスのサインが隠されています。

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ご相談件数の多い順番に、摂食障害不登校うつ・・・となっています。

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京阪神・近畿圏以外の遠方から来所される方もたくさんおられます。

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よくある質問

 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

 カウンセリングは初めてで、どんな場所でどんな形でするのか不安です。


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