子育て関連編:食事の遊び食べ|子育ての悩み

子育ての悩み
子育て関連編:食事の遊び食べ

家庭内暴力の男の子にてを焼いているお母さんがこられました。小学生まではとてもやさしい良い子だったそうです。それが中学に入って、ちょっとした言葉じりをとらえて急に怒りだし、物を投げつけるようになったというのです。その時いつもでてくるせりふが次のようです。「おかん、おぼえてるやろ。幼稚園の年長さんのときや。チーズがきらいやゆうてるのに、むりやり食べさせたやろ。忘れへんで。白いチーズやった。ゲーッと吐き出したら、やっとやめた。いやや、ゆうてるのに、むりやり食べさせたんやで」。

「確かに覚えがあります」と、お母さん。「でも、給食で残したりして、連絡帳に家で練習させといてください、って書いてあるものだから、つい」。

もちろん家庭内暴力の原因はこれだけではないのですが、やはりむりやり食べさされた、という体験は腹立たしいいやな体験として男の子の心に残ったようです。

『食事の遊び食べ』(別冊PHPより)

食事は残さずきちんと食べてほしいと、お母さんは思っています。しかし、子どもが途中で遊びだし、なかなか食べ終わらないこともよくあります。食事の量が心配、「だらだら食べ」でムシ歯にならないかと心配、早く後片づけもしたいのにと、ついついイライラしてしまうものです。

子どもを食事に集中させるためには、食事時間を楽しくする、テレビを消す、盛りつけを工夫する、お腹が減るようおやつの量に気をつけるなど、いろいろな方法が考えられます。また、食事中に遊びだしたら片づけてしまうことをすすめる考えもあるようです。

いちばん多いのは、叱って食べさせるという方法かもしれません。それで食べてくれるなら、叱ることもきちっとしたしつけと言えるでしょう。ただ、このことはしつけ全般で言えることですが、「厳しいしつけ」ほど、思春期に強烈な「反抗」となって返ってくることを覚悟しておかなければなりません。でもそれは、親の管理という壁を突き破ろうとする成長の証しですから、異常でもなんでもないのです。逆に、親子で意見を戦わせたことがない「なれ合いのやさしさ」は、反抗を招くことはすくないですが、子どもが自分の考えをもてなくなったり、心身症や心因によるアレルギーの形で、子どもの体を壊すこともあります。

遊び食べが気になるのは、お母さんの時間的余裕によることもあります。時間に余裕があればゆったりと子どもにつきあえますし、仕事の帰りが遅いお母さんは時間に追われるのは当然かもしれません。ただ、どんなに忙しくとも、子どもの気がすむまでつきあえる何かを一つ残しておくことは、子どもの精神的安定にとてもたいせつなことです。

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