【質問2】母親の質問にお答えします。「摂食障害ってほんとうに治るんですか?」(娘B子 過食嘔吐10年)|摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)

摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)
【質問2】母親の質問にお答えします。「摂食障害ってほんとうに治るんですか?」(娘B子 過食嘔吐10年)

【質問2】「10年経っても食べ吐きしてるし。ほんとに摂食障害って治るんですか?」

(娘B子 過食嘔吐10年)の母親

「今まであらゆることを試してきました。入院や薬も。カウンセリングもいろんな所で娘といっしょに受けました。でも娘の過食嘔吐は治りませんでした。断食道場や食習慣をただす合宿なんかにも参加して。3ヶ月入院したあと、帰って来てしばらくはいいんです。規則ただしい食習慣が身について食事も家族といっしょに食べられるし、学校にも行けだして。「あー、やっと過食嘔吐治ったんだわ」と、どんなにうれしかったか。でもいいとこ3ヶ月ね。いつでもそれからがまた戦争。何かをきっかけに過食嘔吐がボカッと再発して、なんか以前より悪くなったみたいで。

摂食障害ってほんとうに治るんですか?治る可能性があるのなら協力しないこともないけど、母親が参加しても摂食障害は治らないんじゃないですか?

【答え2】こじれて長期化した過食症・拒食症でも治る道はあります。淀屋橋心理療法センターのカウンセリング治療を受けて、多くのクライアントさんと家族が摂食障害から治っています。

母親にとってはどんなにかつらい10年だったことでしょう。治療につきそい、家での対応に四苦八苦し、それでも治らないということは。母親は症状のがんこさに疲れはて「何をしてもだめなんだ」「もうどうにでもなれ」と、あきらめの気持ちが強い様子がつたわってきます。母親にはまず次の4つのアドバイスをおすすめしましょう。

  1. まず母親にいままでがんばって精魂尽き果てた心と身体をいやすため、ゆっくり休養することをお勧めします。温泉とか小旅行などもいいでしょう。趣味の集まりへの参加を再開するのもいいのです。母親にも楽しみと安らぎが必要です。
  2. 娘のためにやめていた仕事・パートも再開してもいいでしょう。フルタイムではなく時間と体力に余裕のもてるパートなら大丈夫と思います。
  3. 次に家族の中でいっしょに摂食障害の治療に取り組んでくれるメンバーはいないでしょうか?父親にも母親といっしょにカウンセリングに参加してもらえるなら、摂食障害の様相は着実に好転していきます。父親がだめな場合は母親をフォローしてくれる他の家族メンバーでもかまいません。
  4. 父親の参加が得られるなら、「もうダメ、これ以上はがんばれない」と暗い気持ちでいた母親の気持ちも前向きに変わってくるでしょう。娘の問題を話し合えたり、カウンセリングで出された課題を二人で協力しながら取り組むことができます。一人ではないという心強さ、心が折れそうになったとき「がんばれよ、オレがついてるぞ」といった父親の励ましの言葉にはエネルギーが湧いてきます。
  5. 淀屋橋心理療法センターのカウンセリング治療をうけてください。摂食障害専門外来では、母親が今まで受けていた他機関の治療とはおそらく異なるカウンセリング治療をおこなっています。母親一人ががんばるのでなく家族の助けを得ながら、家族が治療の協力者になってもらう家族療法です。「クライアントさんと家族に合った適切な治療方法をみつけだし、具体的なアドバイスを親ごさんにもだしていきます」。

当センターのカウンセリング治療は、摂食障害(過食嘔吐、拒食症)に母親一人でとりくむのでなく父親との協力体制でとりくむことで、1+1=2ではなく、3にも4にもなる可能性を秘めています。

「克服できる過食症・拒食症」

淀屋橋心理療法センターの摂食障害専門外来から上梓した本のなかに、「克服できる過食症・拒食症」(福田俊一・増井昌美著 星和書店)があります。これは摂食障害(過食症・拒食症)が、こじれて長期化したケースを中心に取り上げて治っていく様子を書いた本です。

上記本のなかでは、十年以上にもわたり毎日食べて吐く娘や、ガリガリになっても頑として食べない娘と家族のカウンセリング治療を取り上げ、治るプロセスを書きました。母親は何をすべきか、何をしたらいけないかを具体的にアドバイスしています。父親へのアドバイスも同じです。

本のなかで取り上げた事例ではどんなに長く患った摂食障害の人たちでも、当センターのカウンセリング治療をうけて元気に治っていく本人と家族の姿が書かれています。ご参考になさってください。

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福田 俊一 所長 精神科医・心療内科医(カウンセリング治療歴38年)
増井 昌美 摂食障害専門セラピスト(治療歴30年)

淀屋橋心理療法センター・摂食障害専門外来(大阪)
(561-0872 大阪府豊中市寺内2-13-49、TGC8-201)
(TEL: 06-6866-1510 www.yodoyabashift.com/)

2014年9月3日

摂食障害(過食症・拒食症)に親ごさんの協力は不可欠

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療は、本人一人でとりくんでもなかなか改善しない難しい病気です。しかし家族(とくに母親)の援助があれば、一歩ずつ前進することが可能です。カウンセリング治療への協力を母親にお願いしたときの母親からの質問にお答えするコーナーをもうけました。

  1. 【質問1】母親の質問にお答えします。「母親の責任です。育て方が悪かったからです」と言われても(娘A子 過食嘔吐歴9年)
  2. 【質問2】母親の質問にお答えします。「摂食障害ってほんとうに治るんですか?」(娘B子 過食嘔吐10年)
  3. 【質問3】母親の質問にお答えします。「吐くな!」って怒鳴る父親。「吐かないと太るよー、こわいよー」(C子 過食嘔吐歴8年)
  4. 【質問4】拒食症の娘を「わがままや」と決めつける父親に困っている母親(D子20才 拒食症歴4年)

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 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

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