拒食症・過食症「下剤の量」:だんだん増えていくのが心配でたまらない母親|摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)

摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)
拒食症・過食症「下剤の量」:だんだん増えていくのが心配でたまらない母親

摂食障害(拒食症)のカウンセリング治療は、淀屋橋心理療法センター(大阪)の「摂食障害専門外来」で行っております。
大阪府豊中市寺内2丁目13-49 TGC8-201(06-6866-1510))
TEL: 06-6866-1510 www.yodoyabashift.com/)

目次:本文の「重要ポイント」が一目でわかる

  1. 「過食症」の人は、下剤をつかって食べた物を出そうとする
  2. 「拒食症」の母親からも下剤が手放せない娘への不安が
  3. 母親の不安「下剤をいっぺんに10錠以上のんでいるのでは?」
  4. 下剤の量が増えると下痢や腹痛だけでなく、身体の不具合をおこしやすくなる
  5. 下剤の乱用は身体のバランスを崩し、しんどさやだるさがでてくるので要注意

1)「過食症」の人は、下剤をつかって食べた物を出そうとする

摂食障害(過食症)の人は、大量の食べ物を食べます。食べたあと「このままでは太ってしまう。どうしよう」という不安でいっぱいになり、「絶対に太りたくない」という恐怖感がおそってき、食べたものを必死で吐き出そうとします(嘔吐)。

うまく吐ける人はいいのですが、スッキリ吐ききれなかったり、なかにはまったく吐くことができない(非嘔吐過食)という人もいます。「胃の中に食べた物が残っている」という感じにはとても敏感で、「早く出さないと太ってしまう」というあせりから、下剤を使って出そうという人が多くいます。初めのうちは規定どおりのんでいても、身体が慣れてくると効き目がおち「便が出にくくなる」ことがよくあります。

カウンセリングで母親から「娘は食べたあと下剤を乱用しているのではないか」という不安の声が最近増えてきました。

2)「拒食症」の母親からも下剤が手放せない娘への不安が

拒食症の母親からも過食症とは内容はちがいますが、「娘が下剤を手放せない」といって同じような心配が語られました。過食症とくらべるとびっくりするくらい少ない食事の量ですが、やはりすぐに下剤を飲まずにいられません。母親からこんな話しを聞きました。

「ほんとうに食べてるのかしら?と、疑いたくなるほど細い身体なんです。娘は体重が30kgほどしかありません。毎回ほんの少ししか食べないのに、すぐトイレへ駆け込みます。しばらくして「吐けなーい」といいながら薬棚に突進。下剤をガバッと飲んでいます。そんな出すものあるのかしら」と私は思うんですが」と、母親は苦笑しながら話しました。「それどころじゃないってわかってます・・・けど」と、母親はすぐに真剣な表情にもどりました。「娘の体重が低いのも心配ですが、下剤の量の多さも不安でたまりません。とにかく本人は全部だしてスッキリしないとガマンできないようです」と話して次の言葉をつけ加えました。「親が注意すると娘は荒れるので、口をだせずに困っています」と。

3)母親の不安「下剤をいっぺんに10錠以上のんでいるのでは?」

過食症・拒食症の母親の心配は、食事のたびごとに娘の下剤の量が増えていくことです。はじめのうちは2~8錠(薬による)で、規定された範囲内でのんでいます。そのうち「便が出ない」とか「食べたあとお腹がはってきもちが悪い」と言い出して、下剤の量が少しづつ増えていきます。

下剤は市販の薬局でも買えるので、どれくらい飲んでいるかというのは子ども任せになりがちです。なかには下剤をのんでることすら気づかず、トイレから出て来てうずくまっている娘の様子に不信をいだき問いただしたところ、下剤をいっぺんに10錠以上飲んでいるとわかってあわてたという母親もいます。

母親は娘を監視しているわけではないのですが、体調が心配で娘がお風呂に入っているあいだにそっと薬の数をかぞえたりする母親もいます。10錠をこえるとさすが母親もだまっておれなくなり、つい口を出してしまいます。しかしたいていは「ほっといてよ、私を監視するのやめて!」という娘の反撃を受けてしまいます。

4)下剤の量が増えると下痢や腹痛だけでなく、身体の不具合をおこしやすくなる

下剤の量が増えると身体の中のいろんな点で不具合がおきやすくなります。一番自覚しやすいのは「腹痛と下痢」です。高校3年生の妙子さんですが、過食したあと吐ききれなくて下剤を使用し始めました。ところがいつの間にか量が増え、いつトイレに行きたくなるかわからないという不安で、学校へ行けなくなってしまいました。受験をひかえた高校3年生にとって学校へ行けないというのは大問題です。それだけでなく外に出るのも出られず、一日中テレビを見ながらヨコになっているということです。

5)下剤の乱用は身体のバランスを崩し、しんどさやだるさがでてくるので要注意

下剤にもいろんな種類がありますが一般的には常用量は薬によって「2~8錠を服用」とされています。飲むと便はやわらかくなり出やすくなります。しかし身体の水分やミネラルが奪われるため、だるさ、疲れ、脱力などの不具合を感じるようになります。

食べたあと「太りたくない」という気持ちから摂食障害(拒食症・過食症)の人は、早くだしてしまいたい気持ちにかられ、下剤を飲む人が増えています。しかし飲み過ぎると身体のバランスを崩し、健康をそこなう恐れもありますので「下剤の使い過ぎ」には注意しましょう。

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福田俊一 所長 精神科医・心療内科医(カウンセリング治療歴38年)
増井 昌美 摂食障害専門セラピスト(治療歴30年)

淀屋橋心理療法センター・摂食障害専門外来(大阪)
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2014年7月11日

摂食障害(拒食症過食症)下剤の乱用に気をつけて

摂食障害(拒食症・過食症)の人は、食べたらすぐに出さないと太る恐怖感におそわれます。吐ききれず胃の中に食べ物が残ったりすることもよくありますので、下剤を使うこともありますが、下剤も常用していると効き目がうすらぎますので、だんだん量がふえてきて・・・。母親は子どもの体が心配ですが「ほっといて!」という子どもの叫びとの板ばさみになります。

  1. 拒食症・過食症「下剤の量」:だんだん増えていくのが心配でたまらない母親

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 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

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