摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリングの進め方はこうして|摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)

摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)
摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリングの進め方はこうして

過食症・拒食症によく効く‘エコロジカル・アプローチ’

当センターで治療した過食症・拒食症は、500症例近くにもなります。治癒に成功した多くの体験を生かして編み出した治療法が、エコロジカル・アプローチです。

いったいどんなカウンセリング治療をするの

ステップ1:電話うけつけ

まずお電話をください。電話を受ける者は専門家ではありませんが、お聞きするポイントは専門的です。

  • 体重、身長、過食歴、生理の有無など。
  • 家族構成 -- ご家族と同居かお一人での生活か。
  • これまで専門機関にかかったことがおありですか。
  • 今一番お困りの点はなんでしょうか。
  • 過食(拒食)以外にお悩みの点はありませんか。
  • 過食(拒食)以外にお悩みの点はありませんか。
  • 不眠、不安、うつ症状などを抱えておられませんか。
  • その他(なんでもお話ください)。

のちにカウンセリング治療がスタートしたときに必要なことをお聞ききます。

ステップ2:事前相談(無料) - 1時間の面接

  • 家族療法でっていうけど、どんな治療をするのかしら
  • セラピスト(カウンセラー)は信頼できる人かな
  • 一人で治したいんですけど、ダメですか?
  • 治るまでどのくらいかかるかしら。
  • 期間と費用が気になるわ。etc.etc.

「つらい毎日、早くなんとかしたいけど、電話ではきめかねるわ。一度行って直接確かめてみたい」こういうお気持ちの方におすすめします。不安に思っている点や、治療の進め方、解決の見通しなど、納得行くまでご説明いたします。また治療者からもご家族に協力していただけるか否か、症状の度合いや他の症状が含まれていないか、などを確認させていただきます。

ステップ3:初回面接:治療者とクライエントの信頼関係を結ぶ。治療体制を固める

いよいよ治療スタート。

標準体重を大幅にわっていませんか?

体力を維持しないとカウンセリングもできません。やせがひどい場合は内科医との連携も考えます。

お母さんには「記録」をお願いします。

毎日の生活の様子、とくにご本人との会話を中心につけていただきます。これがこれからの治療の成果を導き出す上で、大きな役目を果たします。

ご本人へのカウンセリングが中心です。

苦しいこと、困っていること、したいけどできないことなど、なんでもお話ください。専門家(セラピスト)がお聞きします。秘密は絶対にお守りしますので、安心してください。

お互いの信頼を結びましょう。

まずはじめはご本人とセラピストの心の交流を大切にします。雑談もふくめいろんなお話をしながら、お互いを知り合う段階です。

ステップ4:面接セラピー(治療):3 - 4回は情報収集

情報収集って?

いろんな角度からご本人やご家族のようすを聞いてゆきます。ご本人をとりまく人たちとの出来事(エピソード)のなかに、解決のヒントがあることが多いのです。家庭でのようす(記録)、学校でのようす、友人との関係、塾や職場でのお話も大切な治療の元になります。

治療の土台づくりをします。

ご本人やご家族の全体像をつかみます。お困りの点はどこにあるのか。家族との関係で行き詰まっている点は。しっかりした治療の土台をつくり、間違いのないアドバイスを導き出す準備をします。

ステップ5:5 - 6回目:治療方針とアドバイス

適切なアドバイスを出す

ご本人と家族の全体像、生活の記録のつみかさねなどがあるので、セラピストも自信をもって具体的で適切なアドバイスをだすことができます。

治療方針にもとづく課題

治る道筋を歩んでもらうため、ご本人と家族に「課題」をだします。「食べるのを止めてみてください」「本人が両親にノーと言う回数を数えてください」などです。

自己主張できる力を伸ばす

ご本人はどれだけ家庭で両親にむかって自己主張できるでしょうか。本症から立ち直るバロメーターとも言える、とても大切なポイントです。なかなか言いにくいものです。課題としてだすこともありますし、言いにくいときは、面接室でセラピストの援助を得ながら練習します。

ステップ6:面接7回目以降:アドバイスの効果と軌道修正

よい変化は見のがしません。

「いらいら感が減ってきました」「過食の回数が3回から2回に」「お父さんに『食べることに関しては、干渉しないで』って言えました」「お母さんとおおげんか」ふつうはマイナスに思える変化でもここではよい変化。セラピストはどんな小さな変化も治るために必要なものは見のがさず、伝えていきます。

アドバイスの変更もあります。

お出ししたアドバイスが効果がないと判断したとき。課題が家で実行するのが無理とわかったとき。はじめのうちは効果があったけど、様子が変わって変更の必要が生じたとき。このようなときにはちゅうちょせずアドバイスの変更をします。

ステップ7:面接も中盤戦:治療の焦点はずし

夢中になれるものはないかな?

自己主張の力もまだ未熟だけれど、どうにかついてきたようです。家族とのコミュニケーションにスムーズさがみられるようになりました。このころになると「食べる」ことから少しづつ焦点をはずしてくきます。「好きなことをどんどんやりましょう」「夢中になれるものは?」など。過食も少しは抑えられ、面接がようやく楽しくなってくるころです。

ステップ8:面接も終盤戦:家族のコミュニケーションがスムーズに

新しい家族の姿がうまれつつある

夢中になれるものがみつかると、がぜん活気がでてきます。友人も増え、外の世界も充実してきます。よくしゃべるようになり、親批判、社会批判もとびだします。お父さん、お母さんも自分たちの許容範囲をひろげてそんな本人を見守ってくれます。

ステップ9:面接終了まじか:自己発見とコントロール力

「これが本当の自分。自分が好きになってきた」

本質の自分をつかみどんどん勢いが増してきます。「これでいいんだ」という自己肯定の言葉とともに、だんだん自分が好きになってきます。

「過食してる時間がもったいない」

食べる食べないはもう二の次。やせ願望もなくなっていないけど、さほど気にならない。それより夢中になれるものをもっとやりたい。

ステップ10:面接終了:社会での活躍の場をみつけ巣立つ

もうだいじょうぶ。あの頃がうそみたい。

月に一度くらいの面接でフォローの段階。がっこうなら学校生活を、OLなら職場復帰を。それぞれの場でふたたび活躍できるようになる。食べる話しはこちらから聞かない限りでてこない。家族もそんな本人を応援しながら見守っている。。

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福田 俊一(所長、精神科医)
増井 昌美(過食症専門セラピスト)

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タイプ別に不登校への対応の仕方を掲載。当センター発行の機関誌「RAINBOW」から、学校の先生方向けに書いたものを加筆・修正したものです。

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ご相談件数の多い順番に、摂食障害不登校うつ・・・となっています。

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京阪神・近畿圏以外の遠方から来所される方もたくさんおられます。

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よくある質問

 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

 カウンセリングは初めてで、どんな場所でどんな形でするのか不安です。


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