特性1:「頼まれると断れず、周りを優先させる面倒見のよさ」|摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)

摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)
特性1:「頼まれると断れず、周りを優先させる面倒見のよさ」

真美(高2、過食歴1年)のカウンセリング治療から

真美さんは高一のときに過食症を発症してほぼ一年になります。以前から人の話によく耳をかたむけるほうで、友人の話を聞いてあげていました。それがいつの間にか悩み相談を引き受けるようになって。「ねー、真美、困ってることあるんだけど聞いてくれない」と言ってこられると、真美は断ることができません。「ほんとうはしんどいんだけどな」とか「えー、今日は都合わるいんだ」と思っていても、いつでも「え、どうしたの?うんいいわよ」と引き受けてしまいます。

「断ったら相手がいやな思いをするかもしれない」と思うと、真美さん特有の気づかいが優先して「ノー」が言えなくなります。また「断ってきらわれたらどうしよう」という恐れの気持ちもどこかにあります。やがて友人たちのあいだで「真美は歩く悩み相談室やね」などと、揶揄されているような信頼されているような呼ばれ方をされるようになりました。

摂食障害(過食症・拒食症)の人は、自分でも症状に苦しんでしんどい思いをしている人がほとんどです。元気そうにみえていても「いつ過食衝動にとらわれるかもしれない」という緊張感でびくびくしています。それでも友人の頼みを優先させ面倒をみてあげることが多く、人気者だったり頼られている人が意外に多くいます。

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淀屋橋心理療法センター
福田 俊一(所長、精神科医)
増井 昌美(過食症専門セラピスト)

2013年1月25日

摂食障害(過食症・拒食症)の人が持っているすばらしい特性

摂食障害(過食症・拒食症)の人には本質的にすばらしい特性を持っている人が多くみられます。病気を克服するにつれ、こうした特性が少しづつ芽を出して花が開いていくことがよくあります。こうした特性のいくつかを事例をまじえながらお話しましょう。前シリーズの「摂食障害(過食症・拒食症)の人をより良く理解するために」とおなじように、摂食障害の人たちを理解する一助になることを願っています。

  1. 特性1:「頼まれると断れず、周りを優先させる面倒見のよさ」
  2. 特性2:「気づかいの女王様」
  3. 特性3:「『おもしろい話があるのよ』で、よけい緊張してしまう」
  4. 特性4:「よく気がつき、細やかな気配りができる」でも境界線が見えなくて、ときどき踏み込みすぎてしまうことも
  5. 特性5:「ガンコな子はだめ、きらわれるよ!」って言われても変えられない。これが私の特性だもの

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 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

 カウンセリングは初めてで、どんな場所でどんな形でするのか不安です。


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