摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に、親ごさんの協力は不可欠|摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)

摂食障害 カウンセリング治療専門外来(過食症・拒食症)
摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療に、親ごさんの協力は不可欠

摂食障害(拒食症)のカウンセリング治療は、淀屋橋心理療法センター(大阪)の「摂食障害専門外来」で行っております。
大阪府豊中市寺内2丁目13-49 TGC8-201(06-6866-1510))
TEL: 06-6866-1510 www.yodoyabashift.com/)

福田俊一所長(精神科医)からの摂食障害(過食症・拒食症)本人とご家族へのメッセージ

「摂食障害(過食症・拒食症)には、必ず治る道があります。淀屋橋心理療法センターでは過去の治療経験をもとに、独自の進化した家族療法によるカウンセリングで、初期の摂食障害を素早く解決したり、こじれて長期化した摂食障害も治癒に導いてきました。悩んでいるあなた自身の「きっと克服してみせるぞ」という強い気持ちと、「なんとかして治してやりたい」という親ごさんの熱意があれば、摂食障害(過食症・拒食症)は確実に治る病気です。

目次

  1. 「家族(とくに母親)とご一緒においでください(絵美 28才 過食嘔吐9年)
  2. 「私は娘の過食にいっさい関係ありません」と母親は言う
  3. 摂食障害(過食症・拒食症)において、一人の治療が困難なわけは?
  4. 摂食障害のカウンセリング治療を、「山登り」にたとえると
  5. 三者(本人、親、治療者)が一丸となって摂食障害を克服する

1.「家族(特に母親)とご一緒においでください」(絵美28才 過食嘔吐9年)

「カウンセリングにはぜひお母様とご一緒においでくださいね。でないと過食症の治療はお一人でとりくむのは、いろんな困難があり難しい病気ですから」と、カウンセラーは絵美さんに話しました。絵美さんは困ったような表情で、顔をあげました。「一人で来てもいいでしょうか?家族の協力は得られないんです」。

絵美さんは過食嘔吐になって9年。あちこちの治療機関や病院をてんてんとしましたが結局良くならず、やっと当センターにたどり着いたと言います。絵美さんの要望を聞き入れてあげたい気持ちは山々です。しかし摂食障害(過食症・拒食症)は、一人でがんばって治るにはたいへんな困難が待ち受けており長い日数がかかります。

2.「私は娘の過食にいっさい関係ありません」と母親は言う

絵美さんは次のように話しました。「うちの母親は『あんたの過食嘔吐には、お母さんいっさい関係ないわよ』って言います。それに『過食嘔吐が治らないのは、あんたの意思が弱いからだ』って。『やせたいんなら食べなきゃいいのよ。食べるから太るんでしょ』とずーと言われてきました。そんな母親にカウンセリングに一緒に来てくれとは、とても頼めません」と、話す絵美さんの目には涙がいっぱいたまっていました。

9年にもわたり過食嘔吐と戦ってきた絵美さんは、母親のことばにずいぶん傷つけられました。「いろんな治療を受け、どんなにがんばっても自分一人の力では治らなかった」と、話していました。

3.摂食障害(過食症・拒食症)において、一人の治療が困難なわけは?

なぜ一人で取り組むカウンセリング治療は困難でしょうか。いくつかの理由をあげてみましょう。

  • 摂食障害のカウンセリング治療をクライアントさんお一人で取り組むと、中断の可能性が高くなります。摂食障害の一つの特徴として本人の気分変動がはげしく、予約した日に来ることができないことがよくあります。治療の継続が困難となりいつの間にか来所しなく恐れがあります。そんなときそばにいる母親の援助があれば、カウンセリング治療も継続していけます。
    また状況に応じて母親一人でカウンセリングに参加し、家での困っている点をじっくりとお聞きし、対応のアドバイスをだすこともできます。
  • 自分一人では食べることを止められず大量に食べてしまったあと、身体が重くてしんどくて動けなくなったりもします。吐いたあとは自暴自棄に落ち入り、「カウンセリング受けても治らない!」と思い込むこともしばしばです。こんなときの状態を母親から早い段階で聞くことで、適切な対応のアドバイスを母親にだすこともできます。
  • 過食症の食べたい衝動はいつスイッチが入るかわかりません。「あと2~3時間したら出かけないと」とわかっていても、スイッチが入るともう食べることを止められません。カウンセリングのアポイントメントだけでなく友人との約束や大事な行事などへの出席も全て出ることができなくなることがしばしばです。
    こんなことが重なると本人の人間関係や社会生活に支障がでてきて、よけい外に出るのがおっくうになってきます。「お母さん、キャンセルの電話いれといて」とか「代わりにお母さん出席してくれない」といった本人からの要望を受け入れることで、本人のその後の人間関係や社会生活をフォローすることはとても大切な協力になります。
  • よくあることですが、「太った体を他の人に見られるのがイヤ!」で、外に出られない(出たくない)ということもあり治療をキャンセルしてしまうこともよくあります。これは他の人からみて「ぜんぜん太ってないよ。やせてるくらいじゃないの」と言ってもダメです。本人は「自分は太っている」という思い込み(ゆがんだボデイ・イメージ)が根強くありますので。
  • カウンセリングで出された課題に取り組むことができないことがよくあります。一例をあげると「食べたくなるときは、どんなときですか。箇条書きでいいから書きとめてきてください」といった課題です。「書けるだけでいいですよ。書けなかったらそれでもかまいません」といった言葉もそえるのですが、課題ができなかった自分をゆるすことができず、責めて動けなくなったりします。
    「課題ができなくてもいいですって言われてたよ」とか「途中だけどよくできてると母さんは思うよ」といった本人の気持ちをなぐさめる言葉がけで、気持ちが変わることもよくあります。
  • 人の目が気になって仕方がない」という摂食障害の特徴も強くあります。「あの人私のことどう思っているだろう」とか「あんなこと言わなければよかった。もうあの人は私のことバカにしてるにちがいない」という思い込みが強かったりします。うずくまって自室から出て来れないという状態になりがちです。
    「あんたのいい所は母さんが一番よく知ってるよ。大丈夫、母さんがついててあげるから」という言葉で本人が勇気を得て動き出せたという事例も多くあります。

4.摂食障害のカウンセリング治療を、「山登り」にたとえると

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療を、「山登り」にたとえてみましょう。過食嘔吐という大きな荷物を背負って絵美さんはけわしい山道を登っていきます。岩あり谷あり、道なき道を一人で登って行く姿を想像してください。どう考えても一人で「治る」という山の頂上までたどりつくのは、至難の技です。

過食嘔吐という大きな荷物を背負って、険しい山道を登っている絵美さん。一人では登りきれない摂食障害の山ですが、親ごさんの協力を得ることで頂上(治癒)まで登りきれることがよくあります。

『母と子で克服できる摂食障害』福田俊一・増井昌美著(ミネルヴァ書房)より

一人では登りきれない摂食障害の山ですが、親ごさんの協力を得ることで頂上(治癒)まで登りきれることがよくあります。当センターのカウンセリング治療は、子どもさんの摂食障害の状態に合わせて具体的なアドバイスや課題を親ごさんに出します。そのプロセスで親子が助け合える関係へと変わっていくことを目標にします。

5.三者(本人、親、治療者)が一丸となって摂食障害を克服する

「三者一丸」という表現はスポーツでよく使われる言葉ですが、摂食障害(過食症・拒食症)においても治すうえで不可欠な要素を表しています。一人は本人、二人目は親ごさん、三人目は治療の専門家(精神科医、カウンセラー)です。

淀屋橋心理療法センターのカウンセリング治療は、この三者が力を合わせ一丸となって『Slow and Steady』(ゆっくりと着実に)治癒のゴールに向かって進んでいきます。山あり谷ありの道のりですが三者で取り組めば、やがては摂食障害(過食症・拒食症)を克服することができます。

これは我々が摂食障害(過食症・拒食症)の人たちを30年~40年以上にわたり、カウンセリング治療をしてきた体験から確信をもって言えることです。

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福田俊一 所長 精神科医・心療内科医(カウンセリング治療歴38年)
増井 昌美 摂食障害専門セラピスト(治療歴30年)

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2014年8月7日

摂食障害(過食症・拒食症)のカウンセリング治療

年齢が小さくても(小学生)大きくても(30代40代)であっても、摂食障害のカウンセリング治療に親ごさん(または身近な援助者)の協力はとても重要です。親ごさんまたは身近な援助者の協力が得られるか否かで治療の成果は大きく変わり、早く確実に病気を克服することができます。

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よくある質問

 息子にカウンセリングの話をしても行きたがらないと思うのですが、どうしたらよいでしょうか。

 カウンセリングは初めてで、どんな場所でどんな形でするのか不安です。


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