「見守りましょう」カウンセリングの現場で働いていると、とてもよく耳にする言葉。「見守る」という事に悩んだり、「見守るって、いったい何なんだ」と、疑問に思っている方も沢山おられる。
「見守る」という事を考える時、私には思い出す一つの出来事がある。ず----っと昔に見たテレビの特集番組。
障害を持つ子供が着替えている。とても不器用で、なかなかうまく着替えられない。見ているのももどかしい。じれったい。イライラする。よく見ると、その子どもの後ろに大人の足が見える。子どもの後ろを行ったり来たり。近づいたり離れたり。時には立ち止まりながら、何度も何度も往復する2本の足。
この足こそが、「見守る」という事ではないかと思う。
着替えるのを手伝う事は簡単で、そうすればすぐに解決する。しかし手は出さない。子どもが自分で出来るまで、辛抱強く待っている。全身全霊で子どもを見ている。「あー、この子は、守られているんだな」と感じた。
子どもと一緒になって傷つき喜びながら、試行錯誤を繰り返し、親もまた成長して行くんだなと思う。
(2008年2月)
スタッフS




